配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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研究概要 |
大気エアロゾルは,地球温暖化や酸性雨などの地球環境問題と深く関わっているが,性状が極めて複雑で空間的・時間的変動が大きいことから,大気環境に及ぼす影響については未知,不確な問題が多い。東アジア地域は,今後の急激な工業化に伴い,地球規模での大気環境の動向を決定する最重要地域であり,東アジアにおけるエアロゾルの大気環境影響の現象解析や対策の策定が緊急課題となっている。特定研究(A)「東アジアにおけるエアロゾルの大気環境インパクト」では,東アジアを中心にエアロゾルの大気環境に及ぼす影響をより正確に把握し,定量的に評価することを目的としているが,特に、本研究(研究項目A01)では大気中におけるエアロゾルおよびその前駆体の動態を把握し,東アジアにおける現在・将来のエアロゾルの空間分布,沈着量分布を定量化し、これらの結果に基づき,大気環境の保全・改善計画を提言に結びつけるのが重要な目標である。 本調整班は研究班の計画研究代表5名からなり,研究の進捗状況のチェックや研究項目全体の総括,全体的な研究方針の策定、企画調整等を行った。この目的に添って、研究項目A01班では全体研究発表会で、項目班内に限らず、他の班の研究者も含めた領域内の研究者の交流と情報交換を図った。また、研究を進めるために密接に連携を図るため、特にA02研究項目で進められたEC/OC測定法の標準化の積極的な取り入れ、および観測結果の迅速な発信に努めた。
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