研究課題/領域番号 |
14050001
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
喜多村 昇 北海道大学, 大学院・理学研究院, 教授 (50134838)
|
研究分担者 |
坪井 泰之 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (00283698)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
34,200千円 (直接経費: 34,200千円)
2006年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
2005年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2004年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
2003年度: 9,100千円 (直接経費: 9,100千円)
2002年度: 9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
|
キーワード | 油 / 水界面 / 固 / 液界面 / マイクロチップ / 触媒 / 光化学反応 / マイクロリアクター / 微粒子 / 光ダイナミク / 光ダイナミクス / 全反射蛍光分光 |
研究概要 |
顕微鏡下においてブタノール水溶液に集光1064nmレーザー光を照射することにより、水による1064nm光の吸収による光熱変換過程を経てレーザー光の焦点に単一ブタノール油滴を形成させることができるとともに、この油滴のレーザー捕捉と顕微計測が可能であることを明らかにしてきた。さらに、このレーザー誘起単一油滴形成法をマイクロ流路やキャピラリー電気泳動法と組み合わせることにより、油滴/水界面機能を利用した高効率な微量試料の抽出・濃縮・計測法へと展開した。特に、マイクロ流路を利用することにより、試料の連続的な濃縮・計測が再現性良く可能であること、さらに、キャピラリー電気泳動分離法と組み合わせることにより分離モードと試料の濃縮・高感度計測を両立することができることを明らかにした。 マイクロチャンネル中に集積化した酸化還元活性なフェロセン基を有するアルカンチオール自己組織化単分子膜/金電極により、電気化学的な電極/水間の接触角やチャンネル中の溶液のフロー制御を達成するとともに、溶液/電極界面で起こる素過程を接触角測定や表面増強赤外スペクトル測定などから解明した。特に、自己組織化単分子膜の酸化還元によりフェロセン誘導体の対イオンとしての過塩素酸陰イオンの吸着・脱着が起こるとともに、水分子の自己組織化膜ヘの吸脱着を通して、電極/溶液間の濡れ性が変化することを明らかにした。
|