研究課題/領域番号 |
14050088
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
鈴木 孝治 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (80154540)
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研究分担者 |
小松 広和 慶應義塾大学, 理工学部, 助手 (10407140)
大澤 雅俊 北海道大学, 触媒化学研究センター, 教授 (00108466)
山田 幸司 慶應義塾大学, 理工学部, 助手 (30348825)
朝日 剛 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20243165)
木村 恵一 和歌山大学, システム工学部, 教授 (50107140)
栗原 一嘉 (財)神奈川科学技術アカデミー, 研究員 (20270704)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
51,500千円 (直接経費: 51,500千円)
2006年度: 10,900千円 (直接経費: 10,900千円)
2005年度: 10,900千円 (直接経費: 10,900千円)
2004年度: 10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
2003年度: 10,900千円 (直接経費: 10,900千円)
2002年度: 8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
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キーワード | SPRセンサー / 界面イメージング / 高分子ナノ粒子 / センサー感度増幅法 / バイオセンシング / 光導波路センサー / 表面プラズモン共鳴 / マイクロファバー型センサー / SPR / イメージング / 界面 / 電気化学 / プローブ / 光導波路 / 蛍光 / 光学顕微鏡 / SPRイメージング / 界面センシング / 化学センサー / マルチマイクロセンサーチップ |
研究概要 |
表面プラズモン共鳴(SPR)センサーは、エバネッセント光を利用して金属薄膜近傍の誘電率を高感度に測定できるセンサーデバイスであり、表面情報を得るのに適している。研究は以下の2つの面を主眼に、SPRセンサーのもつ界面イメージングのポテンシャル向上を進めた。 1) 装置面での工夫によるSPRセンサーでの界面イメージング SPR測定では、金属表面から約200nm領域の屈折率変化に高感度に応答することを利用して、表面感応型の化学・バイオセンシングへ応用されている。本研究では、主としてこれまでに開発したi)マイクロファイバー型SPRセンサー、ii)スラブ光導波路(SOWG)型多機能SPRセンサーのそれぞれにおいての性能向上研究と界面イメージング応用を進めた。結果として、i)では、ファイバー先端の表面加工の工夫により、10-3屈折率差感度でピコリッターレべルの溶液試料の測定が可能となった。また、ii)では、スラブ光導波路(SOWG)の技術と組み合わせた電気化学測定から、フェロセンをもつ表面自己組織化膜(SAM膜)のマルチ(SPRとボルタンメトリー)測定を可能とした。いずれもリアルタイムで計測が可能であり、界面の時間的変化(反応や離脱、分解など)を計測できる。 2) 化学的工夫によるSPRセンサーでの界面イメージング 通常のSPRセンサーでは屈折率の実部を利用するが、屈折率型の虚部変化を測定に利用するSPRセンシング法(光吸収型SPR法)を提案している。この方法により、従来のSPR法では難しいグルコースなどの低分子化合物の検出を可能にした。さらに、別のSPRセンシング法(化学増幅法)として、高分子ナノ粒子(〜200nm)を利用したSPRシグナル増幅剤を開発した。この方法により10から100倍以上のセンサー感度増幅を実現した。
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