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生体内におけるADAMTS-4の機能:トランスジェニックマウスを用いた研究

研究課題

研究課題/領域番号 14071201
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関愛知医科大学

研究代表者

渡辺 秀人  愛知医大, 助教授 (90240514)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
16,000千円 (直接経費: 16,000千円)
2003年度: 7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
2002年度: 8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
キーワード細胞外マトリックス / 軟骨 / ADAMTS-4 / 代謝 / 蛋白質分解酵素 / トランスジェニックマウス
研究概要

本研究の目的は、「ADAM-TS4(アグリカナーゼ1)を時間的・空間的制御下に発現できるトランスジェニックマウスを用いて、軟骨を含め種々の組織における同酵素の機能、および他のタンパク質分解酵素との協調的な分解機構を明らかにすること」である。
トランスジェニックマウスの作製にはテトラサイクリン誘導発現系を用いることとし、トランスジェニックマウス用のベクターを作製した。軟骨分化を示すATDC5細胞を用いて作製したベクターの機能を調べたところ、テトラサイクリンの除去により発現するADAMTS-4の量が少ないこと、同酵素が細胞培養液中では殆ど分解されてしまっていることがわかった。同ベクターを用いてトランスジェニックマウスを作製しても軟骨組織内において期待できる活性が得られない可能性が高いため、急遽ベクターに改良を加えることとした。まず、Tet-off系の代わりにCre-IoxPシステムによって遺伝子を発現させる方法を考案した。これは、Iox-Pによって挟まれた終始コドンを持つエクソンをプロモーターと遺伝子の開始コドンを持つエクソンとの間のイントロンに挿入しておき、Cre酵素によって挿入エクソンをはずすことにより遺伝子を発現させるシステムである。また、ADAMTS-4全長の発現に加え、培養液中で分解されることなく安定な酵素活性が検出されるADAMTS-4/Sp変異型を発現させることを考案した。この改良型ベクターを作製し、現在、細胞培養系を用いて同ベクターの機能を確認中である。
上記のトランスジェニシクマウス計画に加え、ADAMTS-4抵抗性アグリカンを産生するノックインマウスも作製中であり、これらマウスの解析によってさらに同酵素の生体内における機能の詳細が明らかになるものと期待される。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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