研究課題/領域番号 |
14078101
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
巽 和行 名古屋大学, 物質科学国際研究センター, 教授 (10155096)
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研究分担者 |
吉良 満夫 東北大学, 大学院理学研究科, 教授 (40004452)
碇屋 隆雄 東京工業大学, 大学院理工学研究科, 教授 (30107552)
大嶌 幸一郎 京都大学, 大学院工学研究科, 教授 (00111922)
中條 善樹 京都大学, 大学院工学研究科, 教授 (70144128)
小澤 文幸 京都大学, 化学研究所, 教授 (40134837)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
199,600千円 (直接経費: 199,600千円)
2006年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 29,000千円 (直接経費: 29,000千円)
2004年度: 28,000千円 (直接経費: 28,000千円)
2003年度: 23,900千円 (直接経費: 23,900千円)
2002年度: 115,700千円 (直接経費: 115,700千円)
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キーワード | 動的錯体 / 遷移金属錯体 / 典型元素化合物 / 化学反応 / 無機化学 / 有機化学 / 触媒化学 / 有機金属化学 / 反応制御 / 触媒反応 / 金属酵素 / 反応 / 環境対応 / 触媒・化学プロセス / メゾスコピック系 / 自在制御 |
研究概要 |
高周期元素からなる活性分子種や分子性集合体など,立体構造や電子構造が柔軟で時間的・空間約に多様な動きを見せる化合物群を「動的錯体」と定義し,その動的挙動の本質を究め,自在に制御する方法を総合的に研究した。さらに,それらの成果をもとに,21世紀の科学技術の主要課題である環境、資源、エネルギー問題の解決に資する高効率反応を開拓、多くの新機能性物質群を創出した。その成果は多岐にわたっているが、「動的錯体」のキーワードのもと、構成メンバー全員が一丸となって課題研究を推進した。 領域代表者のリーダーシップのもと本特定領域の主旨と目標は参加班員に徹底され,優れた研究成果が次々と発表された。領域全体の活動としては、公開シンポジウムを5回(来年度にも1回開催予定)、国際シンポジウムを3回開催するとともに、活動報告書(各年度)や広報(1〜6)を発行した。 研究項目AO1と研究項目AO2では動的錯体の基礎研究を、研究項目AO3と研究項目AO4は動的錯本の発展研究を推進しており、両班の間で連携が日常的に行われ、班会議も共同して開催した。研究項目間の連携を一層深めるため、平成15年度から若手公募研究班員を核とする「共同研究提案」を募集した。15年度11件、16-17年度9件が採択され、新たな研究連携の芽が生まれて成果が得られつつある。 特定領域研究の達成度は予想以上に高く、これまでの研究成果に対して、また,領域としての活動や国際シンポジウム等による情報発信に対して、評価グループからも極めて高い評価を得ている。班員の研究水準の高さは、その受賞の多さにからも読み取れる。
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