研究課題/領域番号 |
14079203
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
谷森 達 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10179856)
|
研究分担者 |
窪 秀利 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教 (40300868)
身内 賢太朗 (身内 賢太郎) 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教 (80362440)
|
研究期間 (年度) |
2002 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
194,700千円 (直接経費: 194,700千円)
2006年度: 32,600千円 (直接経費: 32,600千円)
2005年度: 35,300千円 (直接経費: 35,300千円)
2004年度: 47,000千円 (直接経費: 47,000千円)
2003年度: 53,800千円 (直接経費: 53,800千円)
2002年度: 26,000千円 (直接経費: 26,000千円)
|
キーワード | 核ガンマ線 / ブラックホール / コンプトン散乱 / ガス増幅検出器 / コンプトンカメラ / Time Projection Chamber / 気球実験 / ガンマ線イメージング / TPC / ガス検出器 / 気球 |
研究概要 |
我々は18年度に10cm角電子飛跡検出型コンプトンカメラを搭載した気球実験を行い、宇宙拡散ガンマ線および大気2次ガンマ線のサブMeV領域での検出実験を行い、良質のデータを取ることに成功した。18年度に荒いデータ解析は終了したが、実験精度、特に宇宙線による大気からのガンマ線雑音、大気による吸収などを正確にシミュレーションするため、シミュレーションの改良を中心に行った。特に精度向上のため気球搭載装置を実験室で再度動作させ、装置のレスポンスをシミュレーションで精度良く再現できる要調整作業を行った。また大気構造なども精度よくシミュレーションに取り入れることで、今回世界で初めて数十keVから十MeV付近までの広いエネルギー範囲での大気ガンマ線シミュレーションに成功、今までの計算、シミュレーションなどともスペクトル、および天頂角分布に対して良い一致が得られた。このように信頼性のあるシミュレーションを完成させた。またこのシミュレーションによりデータ解析も改良され検出ガンマ線を約2倍に増やすことが出来た。またこのシミュレーションにより検出器細部の動作を再現することが可能となり、今後の改善点が明確になるようになった。今、これらの成果をまとめている。また地上での30x30x30cmのTPCおよびGSOピクセルカメラを組み合わせた大型カメラの製作も終了し、300keV-900keVの範囲でガンマ線再構成に成功した。
|