研究課題/領域番号 |
14079206
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
深沢 泰司 広島大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (60272457)
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研究分担者 |
大杉 節 広島大学, 大学院・理学研究科, 教授 (30033898)
川端 弘治 広島大学, 宇宙科学センター, 助教 (60372702)
水野 恒史 (水野 恒文) 広島大学, 大学院・理学研究科, 助教 (20403579)
片桐 秀明 広島大学, 大学院・理学研究科, 助教 (50402764)
吉田 勝一 広島大学, 大学院・理学研究科, 助手 (50304390)
草野 完也 広島大学, 大学院・先端物質科学研究科, 助教授 (70183796)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
206,100千円 (直接経費: 206,100千円)
2006年度: 14,100千円 (直接経費: 14,100千円)
2005年度: 15,300千円 (直接経費: 15,300千円)
2004年度: 46,900千円 (直接経費: 46,900千円)
2003年度: 66,000千円 (直接経費: 66,000千円)
2002年度: 63,800千円 (直接経費: 63,800千円)
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キーワード | ブラックホール / ガンマ線天文学 / 宇宙物理 / 宇宙科学 / 国際協力 |
研究概要 |
本研究は、2008年度打ち上け予定の国際ガンマ線観測衛星GLASTによる巨大ブラックホールの進化とジェットの放出機構を探るために、その研究体制を構築することを目的とする。これまでのハードウエアーの設計、製作、試験に引き続いて、衛星に搭載された状態での環境試験による性能のモニターを続け、特に問題はなかった。今後の衛星打ち上け前後での性能モニターのために、各種モニター体制の確立を進めた。また、本年度購入したセンサーを用いて、上空でのハードウエアーの動作を理解するための簡易検出器を組み立てた。 この他、本年度は特に、衛星運用の体制の立ち上げ、観測体制の立ち上げ、整備、他波長との連携の強化、データ解析体制の立ち上げ、などに力を入れて行った。衛星運用の予行演習にも参加し、衛星運用で想定される作業の見積もりを行った。GLASTの天体は他波長の情報も放射メカニズムの特定のためには非常に重要であるため、GLASTと他の波長との同時観測を行うための連携体制を進め、その一環として1つの天体の多波長連携観測の予行演習に広島大学に設置した可視光近赤外かなた望遠鏡も参加した。また、かなた望遠鏡によって同時観測する価値のある天体の試験観測を始めて、観測の戦略を練った。さらに、日本のX線天文衛星すざくとの連携観測も狙い、観測提案や、すざくの全天軟ガンマ線モニターの観測システムの整備を進めた。データ解析を打ち上げ直後に迅速に行うため、PCクラスタやディスクアレイの整備を進め、シミュレーション観測データを用いて解析を行い、解析ソフトの長所短所や系統誤差、解析手法の確立を行った。 以上のようにGLASTの打ち上げ(2008年5月16日予定)に備えて研究体制を整えて、first lightを待つばかりである。
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