研究課題/領域番号 |
14083206
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
春日 直樹 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (60142668)
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研究分担者 |
中川 敏 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (60175487)
丸山 真人 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (40209705)
田中 雅一 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (00188335)
栗本 英世 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (10192569)
杉山 祐子 弘前大学, 人文学部, 教授 (30196779)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
50,000千円 (直接経費: 50,000千円)
2006年度: 7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
2005年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
2004年度: 9,800千円 (直接経費: 9,800千円)
2003年度: 12,400千円 (直接経費: 12,400千円)
2002年度: 10,700千円 (直接経費: 10,700千円)
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キーワード | 貨幣 / 贈与交換 / 文化人類学 / 経済理論 |
研究概要 |
共同研究の最終年にあたる本年度は、成果とりまとめのための調査研究に充てられた、研究分担者の田中は、合衆国で戦地と占領地における貨幣の使用法についての資料を収集し、あわせて天皇に関わる贈与の記録を調査した(2月、3月)。丸山はカナダの地域通貨の研究を継続し、国際シンポジウムや国連大学などで英文の報告をおこなった。杉山はこれまで集積してきた諸資料の分析と関連文献・資料の収集を集中的に実施した。中川はインドネシアのフローレスにて補足調査を行ない(8月、9月)、栗本は南部スーダンにおいて、内戦状況下と内戦終結後の復興期での多元的な貨幣資源の利用に関する調査を実施した(12月、1月)。そして代表者の春日は、フランスで地域通貨の関連資料を収集する(1月)とともに、研究全体の成果とりまとめに向けて学術的かつ実務的な仕事をこなした。 代表者と分担者による研究会は計4回開催したが、最初の3回はそれぞれの論文構碍の発表と議論であり、4度目(2月、於長崎)には提出された原稿を読み合い最終的な執筆に向けて修正点を確認しあった。 このように本研究は、すでに成果発表の準備を整えている。春日の編集による単行本『貨幣と資源』として、本年度中に弘文堂(東京)より出版される予定である。
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