研究課題/領域番号 |
14101007
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
刑事法学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
上田 寛 立命館大学, 大学院・法務研究科, 教授 (90093195)
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研究分担者 |
大久保 史郎 立命館大学, 大学院・法務研究科, 教授 (90066720)
生田 勝義 立命館大学, 大学院・法務研究科, 教授 (20066731)
市川 正人 立命館大学, 大学院・法務研究科, 教授 (10184615)
松宮 孝明 立命館大学, 大学院・法務研究科, 教授 (80199851)
指宿 信 立命館大学, 大学院・法務研究科, 教授 (70211753)
葛野 尋之 立命館大学, 法学部, 教授 (90221928)
薬師寺 公夫 立命館大学, 法学部, 教授 (50144613)
山下 眞弘 立命館大学, 法学部, 教授 (20108781)
三木 義一 立命館大学, 法学部, 教授 (90102467)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
67,600千円 (直接経費: 52,000千円、間接経費: 15,600千円)
2006年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2005年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2004年度: 22,230千円 (直接経費: 17,100千円、間接経費: 5,130千円)
2003年度: 14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
2002年度: 16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
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キーワード | グローバリゼーション / 国際犯罪 / 組織犯罪 / 人間の安全保障 / 国際人権 / 国連 / 環境 / 司法機関 / 国際組織犯罪 / ヒューマン・トラフィキング / 人身売買 / 薬物犯罪 / テロ / 刑法 / ヒューマンセキュリティー / 汚職・企業犯罪 |
研究概要 |
世紀転換期以来のグローバル化が加速化する中で、人間の生命・生活・人権・安全・環境に関する原理的かつ構造的な分析が国際的にも国内的にも急務となった。この課題は21世紀に入って一一段と現実的かつ緊急性を帯びている。本研究は、このような事態を「人間の安全保障」の視点から総合的に調査・分析し、現状の解明と課題提示を意図したものである。 本研究では、第1に、わが国の対応が最も遅れている国際組織犯罪の実証的かつ比較法的な解明を進め、国際刑事司法の課題を提示することが目指された。第2に、国際的な人口・労働力移動とこれに伴う「人身取引」の実態を解明し、それに対する法的対応の現状を、比較法的考察も含めて、分析した。第3に、以上に関連する国際人権の現状分析と国際的な対応を具体的に解明し、それらの理論化が目指された。第4に、「人間の安全保障をめぐる国際機関・組織の諸活動を実証的に分析するという課題にも取り組んだ。以上を踏まえて、第5に、国際社会の共生と相互連帯のための「人間の安全保証とグローバル・ガバナンス」の実証的・理論的課題を提示すること、そして最後に、以上の諸課題を追求する中で、うかびあがる21世紀型人権保障システム・モデルをグローバリゼーション論及び「人間の安全保障」論の原点から提示することを企図した。 このような課題設定の下に、大学の法学研究者のみならず、実務家・行政担当者とも連携し、また政治学・社会経済各分野からの学際的な協力体制を組むことの重要性が意識された。研究を通じて国際的な研究ネットワークの形成と充実にも心した。 5年間の共同研究期間内に3回の大規模なシンポジウム(それぞれのメイン・テーマは次の通り-2003年:国際組織犯罪、2004年:ヒューマン・トラフィッキング、2005年:グローバル・ガバナンス-)を開催し、毎回、学内外・国内外の有力な研究者の研究報告がなされ、真剣な意見交換が行われた。
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