研究課題/領域番号 |
14102026
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水工水理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
磯部 雅彦 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20114374)
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研究分担者 |
佐藤 愼司 東京大学, 大学院工学系研究科, 教授 (90170753)
鯉渕 幸生 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (60349800)
藤田 昌史 山梨大学, 大学院医学工学総合研究部, 助手 (60362084)
佐々木 淳 横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (50292884)
五明 美智男 東亜建設工業(株), 技術研究所, 水理環境研究室長(研究職)
渡辺 晃 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (80011138)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
114,400千円 (直接経費: 88,000千円、間接経費: 26,400千円)
2006年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2005年度: 13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)
2004年度: 30,550千円 (直接経費: 23,500千円、間接経費: 7,050千円)
2003年度: 30,420千円 (直接経費: 23,400千円、間接経費: 7,020千円)
2002年度: 30,290千円 (直接経費: 23,300千円、間接経費: 6,990千円)
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キーワード | 微細気泡 / 貧酸素水 / 東京湾 / 水質・生態系 / 環境復元 / モニタリング手法 / 底生生物 / ソーラーパネル / 底質酸素消費速度 / 現地実験 / モニタリング / 底泥微生物構造解析 / 自動昇降式観測システム / 底質堆積年代推定 |
研究概要 |
東京湾をはじめとする内湾では、夏場に恒常的に現れる貧酸素水により、底生生物のへい死をはじめとする生態系の劣化を引き起こしている。本研究では内湾において最も深刻な問題である貧酸素水に着目し、実現可能性のある改善技術に関する基礎的検討とその効果の長期的予測を通して、貧酸素水改善に向けた戦略を提示することを目指している。本年度は微細気泡発生装置をより使いやすくするためにソーラーパネル等を用いた汎用システムの開発、三番瀬奥に位置する行徳湿地における生態系への影響調査のため長期現場実証実験を実施した。 微細気泡発生装置は、これまでその効果の検証に重点を置いてきたが、今年度はシステムをより使いやすくするための検討も同時に実施した。従来システムでは電力供給に大型発電機を利用してきたが、これは海上設置の大きな足かせになると予測される、そこでソーラーパネルを利用した、より汎用的なシステムを提案した。一方、長期的な環境改善の視点から重要となる生態系への微細気泡の効果に関しては、現地において、二枚貝等底生生物の生残率を検討し、これまでのDOの評価だけでなく、周辺の生物等への影響を評価する手法を確立した。以上により、微細気泡発生装置の実海域への適用手法とその水質・底質生態系改善効果の定量的把握のための方法論を確立し、さらに環境改善効果を高めていくための課題を明らかにした。
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