研究課題/領域番号 |
14104015
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 (2004-2006) 長崎大学 (2002-2003) |
研究代表者 |
山口 朗 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (00142430)
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研究分担者 |
勝部 憲一 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (20233760)
坂本 啓 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助手 (00302886)
玉村 禎宏 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 特任助手 (70431963)
柴田 恭明 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (80253673)
塚崎 智雄 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (50315230)
藤田 修一 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (00181355)
進藤 裕幸 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30107677)
原 宜興 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (60159100)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
113,230千円 (直接経費: 87,100千円、間接経費: 26,130千円)
2006年度: 22,360千円 (直接経費: 17,200千円、間接経費: 5,160千円)
2005年度: 22,360千円 (直接経費: 17,200千円、間接経費: 5,160千円)
2004年度: 22,360千円 (直接経費: 17,200千円、間接経費: 5,160千円)
2003年度: 22,360千円 (直接経費: 17,200千円、間接経費: 5,160千円)
2002年度: 23,790千円 (直接経費: 18,300千円、間接経費: 5,490千円)
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キーワード | 骨芽細胞 / Runx2 / CCN3 / Notch / 間葉系幹細胞 / カエル / 進化 / 骨再生 / 骨形成 / BMP / アフリカツメガエル / 軟骨内骨化 / 再生 / 再生療法 / 細胞分化 / 両生類 |
研究概要 |
本研究では3点を中心に研究を推進した。(1)骨芽細胞分化制御因子の解析、(2)間葉系幹細胞の性状の解析、(3)脊椎動物における骨格形成の変遷と機能解析。その結果以下の研究成果を得た。 (1)骨芽細胞分化制御因子の解析 1)Runx2欠損細胞株を樹立し、BMP-2はRunx2が存在しなくてもDlx5,Msx2などの転写因子を介して骨芽細胞の分化を促進することが明らかにした。2)CCN3(NOV)はBMPシグナルとNotchシグナルに作用して骨芽細胞分化を抑制することを明らかにした。3)骨芽細胞分化におけるMsx2の役割を明らかにした。 (2)間葉系幹細胞の性状の解析 1)ヒト過誤腫から間葉系幹細胞の性状を保持する細胞株を樹立し、その性状を解析した。2)ヒト骨肉腫から、骨芽細胞、軟骨細胞、脂肪細胞への分化能を保持する細胞株を樹立し、その性状を解析した。3)マウス骨髄由来で間葉系幹細胞の性状を保持するKUSA細胞を用いて、骨芽細胞の分化および神経細胞への分化におけるCCN3の役割を解析し、CCN3が骨芽細胞への分化を抑制することを明らかにした。 (3)脊椎動物における骨格形成の変遷と機能解析 1)カエルの長管骨の形成過程では軟骨内骨化の形成が著明に遅延し、その原因としてBanded Hedgehogの発現パターンが哺乳類と異なることを示した。2)アフリカツメガエルの筋肉及び軟骨細胞の培養系を確立した。3)アフリカツメガエル大腿骨の骨再生モデルを確立し、カエルの骨再生はマウスに比べて遅延していることを明らかにした。4)ウシガエルの後鰓体(カルシトニン分泌組織)を除去し、カエルの骨組織における骨吸収が亢進するかを形態学的に解析した結果、カエルの骨組織はカルシウムの貯蔵庫として重要な役割を担っていない可能性を示唆する所見を得た。 以上の研究成果により、骨形成機構を総括的に解析し、骨再生、骨粗鬆症などへの臨床応用の基盤を構築した。
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