研究課題/領域番号 |
14201022
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
西村 雄郎 広島大学, 総合科学部, 助教授 (50164588)
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研究分担者 |
谷 富夫 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 教授 (30135040)
稲月 正 北九州市立大学, 外国語学部, 教授 (00232512)
森山 沾一 福岡県立大学, 人間社会学部, 教授 (20122864)
近藤 敏夫 佛教大学, 社会学部, 助教授 (70225621)
西田 芳正 大阪府立大学, 人間社会学部, 助教授 (10254450)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
36,010千円 (直接経費: 27,700千円、間接経費: 8,310千円)
2005年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2004年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2003年度: 11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2002年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
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キーワード | エスニック・コミュニティ / 比較都市社会学 / 在日韓国・朝鮮人 / ニューカマー / 外国籍市民 / 共生 / 日系ブラジル籍市民 / 東アジア / オールドカマー / 定住外国人 / オールド・カマー / ニュー・カマー / バイパス仮説 / 集住地効果 / 接触効果 |
研究概要 |
本研究は、定住外国籍市民集住地域を対象として、エスニック・コミュニティの形成過程と構造を解明し、比較社会学的考察を図ることによって、日本社会におけるエスニック・コミュニティの包括的・体系的把握を試みようとする研究である。 この研究目的を達成するため、本研究参加メンバーは (1)日系ブラジル人集住コミュニティとして、長浜市(西村・近藤・大束・西田)、西尾市(山本)、広島市(伊藤)、 (2)フィリピン人集住コミュニティとして名古屋市(高畑)、広島(伊藤・水越)、 (3)ハワイ・オアフ島におけるアメラジアン・コミュニティ(野入)、 (4)在日韓国・朝鮮人コミュニティとして福岡(稲月)、神戸市長田区・東京都足立区(文)、大阪市(谷) で調査研究を行った。また、日本のエスニック・コミュニティとの比較対照として大韓民国仁川市、中華民国板橋市(谷、稲月)で調査研究を行った。 これらを通して明らかになったのは、 (1)外国籍市民の居住地域が日本資本主義の拡大にともなう空間構造の変容に対応する形で編成されていること、 (2)職業も国籍ごとに日本資本主義の階層構造に対応する形で編成されていること、 (3)この一方、居住地における生活は多様であり、居住地域ごとに日本人と外国籍市民の民族関係は多様であること、 (4)この中で、オールドカマーとしての在日韓国・朝鮮人の日本「定住」過程が、今後のニューカマー(日系ブラジル人、フィリピン人)などの「定住」のモデルとなりうること、 などを明らかにした。
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