研究課題/領域番号 |
14201027
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
高木 靖文 名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 教授 (30097729)
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研究分担者 |
関山 邦宏 (関山 邦広) 和洋女子大学, 文学部, 教授 (30179345)
入江 宏 宇都宮大学, 名誉教授 (90002518)
生馬 寛信 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (40136586)
竹下 喜久男 仏教大学, 文学部, 教授 (70077022)
橋本 昭彦 国立教育政策研究所, 教育政策評価研究部, 総括研究官 (80189480)
山中 浩之 大阪女子大学, 人文社会学部, 教授 (80158245)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
20,540千円 (直接経費: 15,800千円、間接経費: 4,740千円)
2004年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2003年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2002年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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キーワード | 生涯学習システム / 幕末維新期の教育 / ライフコース / 近世的教養・学問 / 学習結社・社・連 / 文庫・蔵書 / 外様・奥向き / 教育的全体論 / 庶民の蔵書 / 教育環境 |
研究概要 |
本研究は、伝統社会の成熟期・解体期、及び近代化への転換期を連続的に把握し、各時代における人々のライフスタイルに着目しつつ、世界観・人生観・学習観の諸相および近・現代人の思想と行動への影響を解明し、あわせてその素地的意義を明らかにしようとするものである。 研究組織全体は、成人学習思想、成人学習期間、成人学習集団、成人学習活動の小課題班を以て構成し、班固有の課題研究を積み重ねながら、基礎的史料の調査研究を行い、人間形成論における「全体性」の概念を個人レベル、社会生活のレベルで検討した。「成人」「学齢」などの生涯教育の主要概念については、民俗学的知見、社会学的認識より多くの示唆を得、近世教授論における「全体論」的認識については、その素地的意義における重要性とともに身分制的、職業技術史的検討を深めた。また、地球環境(文化)論の方法的可能性について一定の知見を得ることができた。 これらの研究の成果は、中間報告書・最終報告書『近世日本における生涯学習システムの成立と発展に関する全体論的研究』としてまとめたが、関連する研究業績は各分担者が学会紀要・大学紀要などにも掲載し、単著を公刊した者もいる。 個別課題研究の成果としては、庶民生活における教養の知的・文化的全体性の意義を伝説的に提示できた。また、学習活動を支える情報伝達の近世的実態と広がりについて、本居宣長記念館(本居宣長関係資料や「鈴屋」塾関係史料)の調査、新潟県立文書館(「鈴木家文書」「桂家文書」)の調査、熊本県立図書館(「相良家文書」)の調査、筑波大学附属図書館(「昌平坂学問所関係文書」)の調査などから多くの成果を得た。 下級武士の生活と教育についても、鹿児島藩を中心に貴重な研究上の示唆を得ている。大名家および家中武士のライフサイクルと学習をめぐる仕来り(「田原藩日記」)や、商家の学習環境の諸相についても、調査を重ね実態の一端を明らかにした。
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