研究課題/領域番号 |
14201034
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 城西国際大学 (2004-2005) 滋賀県立大学 (2002-2003) |
研究代表者 |
脇田 晴子 城西国際大学, 人文学部, 教授 (80088012)
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研究分担者 |
西川 幸治 滋賀県立大学, 名誉教授 (50025889)
濱崎 一志 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (00135534)
高橋 美久二 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (40275178)
京樂 真帆子 (京楽 真帆子) 滋賀県立大学, 人間文化学部, 助教授 (00282260)
亀田 彰喜 滋賀県立大学, 国際教育センター, 助教授 (20224694)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
43,290千円 (直接経費: 33,300千円、間接経費: 9,990千円)
2005年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2004年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2003年度: 13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
2002年度: 15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
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キーワード | 近江商人 / 場所請負 / 北前船 / 俵物 / 肥料 / 干鰊・干鰯 / 商品流通 / 廻船 / 干鯡 / 両浜商人 / 藍 / 荷所船 / 場所請 / 干鰯 |
研究概要 |
〔平成14年度〜平成17年度〕 本研究は、近江商人の本拠地近江を越えて、日本全国各地に飛躍する動態を明らかにすることを志した。前近代の商圏を一時は制覇したかに思われる近江商人も、個々の研究は進んでいるが、相互の連関性と地域を越えて活躍する総体の把握が、次の課題と思われる状況にあった。したがって当初は、研究課題名の如く、中世・近世における日本海岸、北海道における近江商人活躍のあり方をデーターベースを整備する形で明らかにすることを目標に、共同研究を行いはじめたが、近世には北前船によって商品が運送されるに従って、瀬戸内海沿岸、兵庫・大坂も大きな商圏に入り、四国の藍玉やすくもを北海道に運び、北海道の干鰊を四国はじめ畿内・西国に運ぶなど、さらに広領域化していて、ほぼ全国的な活動動態を視野に入れないと明らかにしえないことがわかった。したがって 1.調査地域を全国的に拡大して、史料の博捜、データーの集積を行い、近江商人活動のデーターベースを作成した。さらに近江を起点とする近江商人の活動領域・範囲を図式化する新たなるデーターベースの構築試案を浜崎一志教授を中心として纏めた。 2.これまでの近江商人・海運業・近江商人と関係を持つ各地の商人の研究者たち、本研究の分担者たちの研究発表会を開催し、その成果を纏めた。 3.滋賀県立大学図書情報センター所蔵にかかる西川伝右衛門家文書のデーターベース化を行った。当文書は蝦夷地の場所請負で、大きな位置を占める西川本家のものである。小樽図書館などに所蔵の西川分家の史料と合わせての基本史料である。 4.滋賀県立大学の立地の八坂・開出今の地は、明治末・大正期、カナダ・アメリカへの移民の輩出した土地であり、海外で商業を営んだ移民が多い。その帰国者や親族に聞き取りを行い、さらに出身者を尋ねて、カナダのバンクーバー・カルガリーに有志で出張・聞き取りを行なった。その成果は『人間文化』15号、18号に掲載した。 今後は調査の補完とデータベースのさらなる整備につとめたい。
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