研究課題/領域番号 |
14201053
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学・音声学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
庄垣内 正弘 京都大学, 文学研究科, 教授 (60025088)
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研究分担者 |
熊本 裕 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (80107523)
吉田 豊 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (30191620)
藤代 節 神戸市看護大学, 看護学部, 助教授 (30249940)
荒川 慎太郎 東京外国語大学, アジアアフリカ言語文化研究所, 助手 (10361734)
白井 聡子 京都大学, 文学研究科, 専任講師 (70372555)
間野 英二 京都大学, 文学研究科, 名誉教授 (10027964)
梅村 坦 中央大学, 総合政策学部, 教授 (90124289)
樋口 康一 愛媛大学, 法文学部, 教授 (20156574)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
50,700千円 (直接経費: 39,000千円、間接経費: 11,700千円)
2005年度: 13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)
2004年度: 12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
2003年度: 12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
2002年度: 11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
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キーワード | 中央アジア古文献 / サンクトペテルブルグ / ウイグル語 / ソグド語 / モンゴル語 / 西夏語 / コータン語 / チベット語 / 国際研究者交流 / チャガタイ語 / ロシア |
研究概要 |
本研究の目的は、ロシア科学アカデミー東方学研究所サンクトペテルブルグ支所に保管されている中央アジア古文献の調査と整理、未解明文献の解明であった。この目的を遂行するために研究代表者あるいは分担者は度々ロシアに出向いて調査し、また、ロシアから専門家を招いて共同研究をおこなった。また中01央アジア古文献研究に携わるロシア以外の国へも出向き、当該国の研究者を招聘して研究の推進に役立てることもした。 研究代表者庄垣内はロシア所蔵の未解明ウイグル語断片について研究し、『ロシア所蔵ウイグル語文献の研究』(2003,374p.+LXXVII)を出版した。ロシア科学アカデミー東方学研究所E.クチャーノフ教授は荒川慎太郎の協力を得て、『西夏語辞典(夏露英中語対照)』(2006,800p.)を出版した。語彙を扱った世界初の西夏語辞典である。一方、同研究所上級研究員A.サズィキンは、樋口康一の協力も得て、『モンゴル文「聖妙吉祥真実名経」』(2006,280p.)、『モンゴル語仏典カタログ』(2004,172p.)を出版した。 吉田豊と熊本裕はそれぞれソグド文献、コータン語文献研究に従事した。また梅村坦等はロシア所蔵文献カタログ作成に取り組んだ。間野英二はチャガタイ語文献『バーブルナーマ』ロシア所蔵写本を、藤代は同じくシベリア言語資料を、白井聡子はハラホト出土のチベット語仏教仏典をそれぞれ研究し、解説とテキストを出版した。研究成果の詳細についてはメンバーによる論文集CSEL vol.10、及び報告書冊子を参照されたい。 古文献の研究には膨大な時間と労力を必要とする。本研究も予定の計画を完遂できたとはいえないが、とりわけロシア人研究者の協力をえて、一般に公開できる程度の質を保持したかなりの量の成果をあげたものと満足している。
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