研究課題/領域番号 |
14201054
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
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研究機関 | 国立民族学博物館 |
研究代表者 |
西尾 哲夫 国立民族学博物館, 研究戦略センター, 教授 (90221473)
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研究分担者 |
杉田 英明 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90179143)
小田 淳一 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (10177230)
青柳 悦子 筑波大学, 人文社会科学研究科, 助教授 (70195171)
鷲見 朗子 京都ノートルダム女子大学, 人間文化学科, 助教授 (20340466)
山中 由里子 国立民族学博物館, 民族文化研究部, 助手 (20251390)
水野 信男 兵庫教育大学, 学校教育学部, 名誉教授 (50032511)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
33,930千円 (直接経費: 26,100千円、間接経費: 7,830千円)
2005年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2004年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2003年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2002年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
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キーワード | アラビアンナイト / 千一夜物語 / 中東 / イスラム / アラブ / アラブ文学 / オリエンタリズム / 民話 / アラブ世界 / 国際研究者交流 / 国際情報交換 / フランス:ドイツ / フランス : ドイツ / フランス:ドイツ:イギリス |
研究概要 |
中東イスラム世界におけるアラビアンナイト形成史をたどりつつ、この物語集がイスラム教徒民衆の世界観を反映するようになった経緯、彼らの異文化理解に与えた影響を確認し、欧米・日本におけるアラビアンナイトの受容、当該地域の文化的・社会経済的状況下における変容、中東イスラム世界に対するイメージ形成に及ぼした影響を分析し、欧米・日本における中東イスラム世界イメージの形成過程におけるアラビアンナイトの役割を明らかにするために以下の研究をおこなった。 1.アラビアンナイト研究基礎データ作成: (1)海外共同研究者Sironval、El-Shamyの協力によりアラビアンナイト・モティーフ索引を作成。(2)海外共同研究者Marzolphの協力により原典電子コーパスによるアラブ民衆文化語彙事典データベースを作成。(3)アラビアンナイト研究書誌情報収集、文献目録作成。(4)日本招来中東関連文化財目録作成。 2.アラビアンナイト研究のための現地調査: 中東イスラム世界の語り物芸や伝統芸能に関する現地調査を行い、物語が発揮する社会的機能の現代的変容について分析した。 3.国際研究集会の開催: 欧米・日本におけるアラビアンナイト受容をめぐり、国立民族学博物館と林原共済会の共催による国際シンポジウム「アラビアンナイトとオリエンタリズム」を開催した。 4.特別展示の開催: アラビアンナイトの日本における受容をテーマとし、ガランによるアラビアンナイトの仏訳300周年を記念して特別展示「アラビアンナイト大博覧会」(平成16年9月9日〜12月7日於・国立民族学博物館)を開催した。 5.研究成果の公刊: 英文論文集The Arabian Nights and Orientalism : Perspectives from East and West.をロンドンの出版社I.B.Tauris社より出版した。
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