研究分担者 |
秋元 和實 熊本大学, 沿岸域環境科学教育研究センター, 助教授 (70222536)
野村 律夫 島根大学, 教育学部, 教授 (30144687)
安田 尚登 高知大学, 海洋コア研究センター, 教授 (90175646)
尾田 太良 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60108454)
加藤 道雄 金沢大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (10093741)
的場 保望 秋田大学, 工学資源学部, 教授 (30006663)
|
配分額 *注記 |
56,030千円 (直接経費: 43,100千円、間接経費: 12,930千円)
2005年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2004年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2003年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
2002年度: 32,370千円 (直接経費: 24,900千円、間接経費: 7,470千円)
|
研究概要 |
日本産有孔虫種の模式標本画像化と主要種の分類学的整理に向けて,調査と研究を行い,以下の成果を得た. 1.日本産有孔虫種ならびに日本人研究者によって設立された新種に関する文献データベースについて,データの修正・追加を行い,インターネットで公開した. 2.日本国内とその周辺海域を模式地として記載された新生代小型有孔虫種の模式標本類について,原著論文の記載に示される国内各地の標本保管機関を調査し,模式標本の所在確認と関連標本の所蔵状況を確認した.この成果は古生物学会において報告した. 3.逸失標本の補完,ならびに種の形態変異の把握などを目的に,トポタイプ(現地模式標本)収集のための調査と試料採取を行った. 4.低真空走査型電子顕微鏡(SEM)・デジタルHDマイクロスコープなどを用いて,ホロタイプを中心とする模式標本の画像データを作成して,有孔虫画像データベースを構築した.さらに,将来の一般公開を目標として,データベースをインターネット上で試験的に公開している. 5.7号まで発行したニュースレター"Forams-Net",熊本・秋田・加賀・仙台において開催した4回の研究集会,電子メールによる有孔虫分類に関する討論会などを通じて,有孔虫や関連する分類群の分類学的研究,(古)生態学・層序学・(古)生物地理,古海洋学など有孔虫の応用分野における最新の研究,顕微鏡や写真撮影などの研究機器に関する最新情報等,多彩な情報の交換を図った。これらの成果は,研究分担者・協力者の今後の研究に生かされる.
|