研究課題/領域番号 |
14204062
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
城丸 春夫 首都大学東京, 都市教養学部, 助教授 (70196632)
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研究分担者 |
東 俊行 首都大学東京, 都市教養学部, 教授 (70212529)
奥野 和彦 首都大学東京, 都市教養学部, 客員教授 (70087005)
田沼 肇 首都大学東京, 都市教養学部, 助手 (30244411)
兒玉 健 首都大学東京, 都市教養学部, 助手 (20285092)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
55,770千円 (直接経費: 42,900千円、間接経費: 12,870千円)
2005年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2004年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
2003年度: 18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2002年度: 20,280千円 (直接経費: 15,600千円、間接経費: 4,680千円)
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キーワード | イオン蓄積リング / イオン衝突 / レーザー分光 / 準安定イオン / 寿命測定 / クラスター / ポルフィリン / 多価イオン / 静電型イオン蓄積リング / 負イオン / 超励起状態 / 寿命 / バンチング / 冷イオン / 多価分子イオン / フラーレン / 高次フラーレン / FT質量スペクトル / バンチ化 / フーリエ変換 / 質量分析 / 中性化 / 希ガスイオン / 衝突 / 静電リング / 冷クラスターイオン / フラーレンイオン / マージングビーム / オービッティング |
研究概要 |
静電型イオン蓄積リング(TMU E-ring)の製作、立ち上げを行なった。また、周辺装置の製作や測定システムの構築と並行して、種々イオンの打ち込みと周回実験を行った。これらの結果は内外の学会で報告するとともに、一部論文として発表した。主な成果は以下の通りである。 1.特定のイオン種の周回と同期したRF電圧をバンチャーに印加することによる選択的バンチ化、そのRF周波数を掃引することによるイオンの加速、合成波印加による複数イオン種の同時バンチ化に成功した。また高周波の周波数を掃引することにより、周回イオンの再加速を行った。 2.CO^<2+>を蓄積してその寿命を測定し、寿命が異なる準安定状態が少なくとも3種類の存在すること、そのうち最も安定なものの寿命は数秒以上のオーダーであることを見出した。 3.レーザー脱着法で生成したポルフィリン負イオン周回させ、数ミリから数百ミリ秒の蓄積により完全にデバンチ化した後、パルスレーザー照射により生成した中性種の信号を観測した。光のエネルギーがポルフィリンの電子親和力よりも大きいため、直接電子脱離による信号が強く観測されたが、負イオンの超励起状態を経由した遅延電子脱離信号も十分な強度で得られた。後者は負イオンの分光学的情報を与えるので特に重要である。実際、励起に用いたOPOレーザーの波長を走査する予備的な実験により、真空中に孤立したポルフィリン負イオンの吸収スペクトルに対応する励起スペクトルの測定に初めて成功した。また、レーザー励起で得られた負イオンの寿命はpower lawに従うが、従来報告されているt^<-1>依存性からはずれることを見出した。
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