研究課題/領域番号 |
14204072
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物質変換
|
研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
小槻 日吉三 高知大学, 理学部, 教授 (80093954)
|
研究分担者 |
柳澤 和道 高知大学, 理学部, 教授 (90145110)
市川 善康 高知大学, 理学部, 教授 (60193439)
蒲生 啓司 高知大学, 教育学部, 教授 (90204817)
|
研究期間 (年度) |
2002 – 2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
56,160千円 (直接経費: 43,200千円、間接経費: 12,960千円)
2004年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2003年度: 14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
2002年度: 33,150千円 (直接経費: 25,500千円、間接経費: 7,650千円)
|
キーワード | 超高圧反応 / 無溶媒反応 / 無触媒反応 / 水溶媒反応 / 有機不斉触媒反応 / 縮合反応 / 天然物合成 / 有機材料合成 / pincer-Diels-Alder反応 / 無触媒的アセタール化反応 / 無触媒的縮合反応 / 不斉アルドール反応 / 生理活性天然物合成 / 有機不斉塩基触媒 / 不斉Michael付加反応 / 水熱反応 / Diels-Alder反応 / 脱水縮合反応 / 芳香環アルキル化 / D化反応 / 異性化反応 / 還元的二量化 / 水中反応 |
研究概要 |
1.超高圧-無溶媒反応を基軸とするDiels-Alder反応:超高圧-無溶媒反応を基軸として、チオフェン・ピロール類のDiels-Alder反応、フランを基質とするdomino-/pincer-Diels-Alder反応を開発し、低反応性ジエン類の反応効率向上に成功した。 2.超高圧-無溶媒反応を基軸とする無触媒的官能基変換:イソチオシアナートとアミノピリジンとの縮合によるピリジンチオウレア誘導体、ケトン類のアセタール化、トリクロロエチルカルバメートとアミンとの縮合による置換ウレア誘導体、芳香族アミンを基質とするStrecker反応等の種々の官能基変換を行い、無触媒的高圧反応の優位性を証明した。 3.水熱反応を基軸とするケトン類の新規縮合反応:シクロヘキサノンの塩化アンモニウム水溶液中での水熱反応による完全置換ピリジン類の合成、o-フェニルアニリン塩酸塩とシクロヘキサノンとの水熱縮合反応によるフェナントリジン類の合成に成功した。 4.D20中水熱反応を基軸とするH-D交換反応:3の研究に関連して、D2O中での水熱反応を行うことにより、たとえばアニリン塩酸塩の芳香環上H-D交換反応が極めてスムースに進行することを見つけた。 5.有機不斉触媒の開発を基盤とする新規不斉合成反応:新規な不斉有機触媒開発研究の一環として、光学活性ピロリジン-ピリジン共役体を開発し、それが環状ケトンとニトロオレフィンとの不斉Michael付加反応を高ジアステレオ/高エナンチオ選択的に触媒することを見つけた。 6.有機不斉触媒反応を基軸とする光学活性天然物合成:天然アミノ酸L-プロリンを不斉触媒とする不斉アルドール反応をキーステップとして、西ナイルウィルス媒介蚊のフェロモン、スフィンゴシン類、ボロノライド等の簡便かつ高効率での合成を達成した。 7.その他の環境調和型官能基変換反応:液晶材料として重要な4位置換シクロヘキシルベンゼン誘導体のシス/トランス異性化反応をTfOHをプロモーターとすることにより達成した。
|