研究課題/領域番号 |
14204075
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
遺伝
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研究機関 | 基礎生物学研究所 (2004) 岡崎国立共同研究機構 (2002-2003) |
研究代表者 |
飯田 滋 基礎生物学研究所, 分子遺伝学研究部門, 教授 (30012777)
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研究分担者 |
寺田 理枝 基礎生物学研究所, 分子遺伝学研究部門, 助手 (30137799)
星野 敦 基礎生物学研究所, 分子遺伝学研究部門, 助手 (80312205)
栂根 一夫 基礎生物学研究所, 分子遺伝学研究部門, 助手 (50343744)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
44,720千円 (直接経費: 34,400千円、間接経費: 10,320千円)
2004年度: 11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
2003年度: 15,340千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 3,540千円)
2002年度: 17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
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キーワード | アサガオ / イネ / ゲノム / 自然突然変異 / トランスポゾン / 易変性変異 / 遺伝子ターゲティング / 遺伝子タギング / 遺伝子ターゲティン / マルバアサガオ / ソライロアサガオ |
研究概要 |
野生型は青色花を咲かせ、江戸時代に園芸化されたアサガオの変異の中で、赤色花に係るmagenta変異は、Flavonoid 3' -hydroxylaseをコードするF3' H遺伝子の変異であり、近縁のマルバアサガオのpink変異とソライロアサガオのfuchsia変異もF3' H遺伝子の変異であった。茶(柿)色もしくは鼠色の花を咲かせるアサガオのdusky(柿)変異は、anthocyanidin 3-O-glucosideをanthocyanidin 3-O-sophorosideに変換に係わる新規の配糖化酵素遺伝子のフレームシフト変異であることを明らかにした。また、野生型アサガオの青色花の赤紫色の蕾が開花に伴って青色となる際の花弁液胞のpHの上昇には、Purple遺伝子のコードするNa^+/H^+アンチポーターであるInNHX1が関与し、purple変異では花弁液胞のpHの上昇が野生型の半分程度となり、赤紫色の蕾は開花しても紫色にしかならないが、このInNHX1が欠損したpurple変異体の開花時の液胞pH上昇に係ると思われる新規のNa^+/H^+アンチポーターInNHX2をコードする遺伝子を同定し、両者の機能や発現様式を詳細に比較した。 我々は導入ベクターを工夫して、相同組換えを利用した再現性のあるイネの遺伝子ターゲティングに世界で始めて成功し、イネのモチ性に係るWaxy遺伝子を改変不活性化させた6系統のトランスジェニックイネを作出できた。この成果を基に、さらにWaxy遺伝子以外の遺伝子のターゲティングを試み、イネの機能ゲノム学的解明し資することもめざしている。また、イネの易変性のvirescent変異に係るDNA型トランスポゾンnDartを同定して遺伝子タギングの可能性追求している。
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