研究課題/領域番号 |
14205083
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
柳澤 幸雄 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (30313042)
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研究分担者 |
吉野 博 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30092373)
熊谷 一清 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助手 (50361613)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
41,340千円 (直接経費: 31,800千円、間接経費: 9,540千円)
2004年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
2003年度: 13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
2002年度: 15,340千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 3,540千円)
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キーワード | パッシブ型換気量測定法 / PFT / ドーザー / サンプラー / トレーサーガス / Open Path FT-IR / 地球温暖化 |
研究概要 |
本研究では、以下を目的とし研究を進めた。 既往研究のレビューより本研究の目的を以下に設定した。 1.実際の住宅におけるPFT法による換気量実測調査により、住宅の換気性状を明らかにすると共に、測定データを蓄積する。2.数値解析により、標準住宅の居室を対象にして、換気方式・気密性能・窓の開閉条件を変更して、居室の換気経路について明らかにする。3.多数室の換気量測定の際に、トレーサーガスを複数種類用意するのは、煩雑であることから、1種類のトレーサーガスの、1度の測定により換気量を推定することとする。また推定換気量の信頼性評価も合わせて行う。4.トレーサーガスに空間分布が存在する場合の換気量測定法を確立する。 本研究で得られた成果は以下となる。 換気量と同時にVOCsを測定するPFT法を開発した。PFT法による換気量測定を行う際のプロトコールとメソッドの適応範囲を数値解析および実験住宅における実験によりもとめた。この結果を踏まえ居住状態における換気量測定を行い、既存の換気量測定法との結果を比較し、実際に使う上で問題がないことを検証した。 地球温暖化を考慮するとトレーサーガスを撒き測定を行う換気量測定法に変わる測定法が求められる。また換気量測定を行う際の前提条件であるパーフェクトミキシングは実際には実現が困難である。以上2点を踏まえ、世界初のOP-FTIR法を検討した結果、本測定法は実用に耐えうる手法であることを確認した。
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