研究課題/領域番号 |
14205144
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
船舶工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
矢尾 哲也 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20029284)
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研究分担者 |
中長 啓治 大阪大学, 接合科学研究所, 助教授 (10112070)
藤久保 昌彦 広島大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30156848)
柳原 大輔 広島大学, 大学院・工学研究科, 助手 (10294539)
林 茂弘 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (60263216)
SUNIL Mukherjee 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (30335369)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
23,400千円 (直接経費: 18,000千円、間接経費: 5,400千円)
2004年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2003年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2002年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
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キーワード | 連続防撓パネル / 座屈強度 / 最終強度 / 曲面防撓パネル / 理想化構造要素法 / 弾性 / 弾塑性大たわみ解析 / トリピング座屈 / 圧縮 / 水圧複合荷重 / 有限要素法 / 座屈・塑性崩壊挙動 / 水圧荷重 / アルミ製防撓パネル / 防撓材の残留応力 / 初期たわみ / 組合せ荷重 / 解析的手法 |
研究概要 |
3年間に渡り、以下の項目に対して研究を実施した。 (1)防撓パネルの圧壊挙動解析に際しての防撓材のモデル化方法に関する考察 最も効率的なモデル化は、ウェブをパネルに、フランジを梁・柱にモデル化することであることを明らかにした。 (2)防撓材の取付け角度が防撓パネルの圧壊挙動に及ぼす影響に関する考察 取付け角度は、局部座屈には影響を及ぼさないが、全体座屈および圧壊強度到達後の耐力に影響を及ぼすことを明らかにした。 (3)複合荷重を受ける防撓パネルの理想化構造要素法を適用した圧壊挙動解析 矩形パネル理想化構造要素を梁・柱要素と組合わせて解析するコードを開発し、2軸圧縮および水圧の複合荷重を受ける連続防撓パネルの圧壊挙動を精度良く再現できることを確認した。 (4)曲面防撓パネルの座屈崩壊挙動の解明 曲率の増加に伴って弾性座屈強度がほぼ線形に増加して行くこと、また、実船の寸法を有している場合には基本的には塑性座屈が発生し、ほぼ降伏強度に達する最終強度が期待できることが明らかとなった。 (5)防撓材の残留応力が防撓パネルの圧壊挙動に及ぼす影響に関する考察 T型の組立て材およびロール材の防撓材では、ウェブとフランジの接合線近傍で残留応力の正負が逆になること、しかし、これが防撓パネルの圧壊強度に及ぼす影響は小さいことが明らかになった。 (6)防撓材のトリピング崩壊 連続防撓パネルを対象として一連の弾性/弾塑性大たわみ解析を実施し、基本的には全体曲げの圧縮側に位置する防撓材のウェブでトリピング座屈が発生することを明らかにした。ただし、発生条件に関しては未解明である。 (7)アルミ製防撓パネルの圧壊挙動と圧壊強度に関する研究 押出し材を継いだアルミ製防撓パネルでは、溶接残留応力の影響で圧壊強度が上昇すること、一方、溶接部の軟化の影響は圧壊強度を低下させることが明らかになった。
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