研究課題/領域番号 |
14206026
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産化学
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研究機関 | 東京海洋大学 (2004) 東京海洋大学(水産) (2002-2003) |
研究代表者 |
塩見 一雄 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (90111690)
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研究分担者 |
八村 敏志 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40238019)
潮 秀樹 東京海洋大学, 助教授 (50251682)
石崎 松一郎 東京海洋大学, 助手 (40251681)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
52,000千円 (直接経費: 40,000千円、間接経費: 12,000千円)
2004年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
2003年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2002年度: 29,900千円 (直接経費: 23,000千円、間接経費: 6,900千円)
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キーワード | 魚介類 / アレルゲン / パルブアルブミン / コラーゲン / トロポミオシン / cDNAクローニング / モノクローナル抗体 / エピトープ / パルプアルブミン / IgE結合エピトープ / T細胞エピトープ / 魚貝類 / アレルギー発症モデルマウス / 魚類 / lgE結合エピトープ |
研究概要 |
1.9種魚類(ウナギ、マイワシ、マアジ、チダイ、マダイ、マサバ、カツオ、メバチ、ヒラメ)およびウシガエルからパルブアルブミン(PA)を精製し,主要アレルゲンであることを確認した。このうちメバチ以外の8種魚類については、PAの一次構造をcDNAクローニングにより明らかにした。さらにマサバPAを大腸菌で発現し、リコンビナントPAは天然PAと同等のアレルゲン性を有することを示した。 2.各種魚類コラーゲンのアレルゲン性を確認するとともに、ニジマスおよびマサバコラーゲンについては分離した各α鎖のアレルゲン性および抗原交差性も明らかにした。さらにニジマスコラーゲンα2鎖の全長をカバーする5種類のオーパーラップタンパク質を大腸菌で発現し、IgE結合エピトープはC末端領域に含まれることを明らかにした。 3.各種甲殻類・頭足類の主要アレルゲンはトロポミオシン(Tm)であることを確認し、5種甲殻類(クルマエビ、ウシエビ、タラバガニ、ズワイガニ、シャコ)および5種頭足類(コウイカ、アオリイカ、スルメイカ、アカイカ、マダコ)のTmの一次構造をcDNAクローニングにより明らかにした。 4.甲殻類Tmに対するモノクローナル抗体およびポリクローナル抗体を作製し、サンドイッチELISAによる甲殻類Tmの特異的検出に応用できること示した。また、PAに対するモノクローナル抗体を用いた表面プラズモン共鳴法は、水産食品中のPAの高感度検出に有効であることを明らかにした。 5.アレルゲン(マサバPA、アメリカンロブスターTm)で免疫したBALB/cマウスからアレルゲン応答性Th1細胞を樹立し、合成ペプチドでの検討により、T細胞エピトープはマサバPAでは11-25、26-40、56-75、アメリカンロブスターTmでは146-160、196-210、226-250であることを明らかにした。
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