研究課題/領域番号 |
14207026
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
堀江 義則 (2004) 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70229227)
石井 裕正 (2002-2003) 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (20051500)
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研究分担者 |
加藤 眞三 (加藤 真三) 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30177448)
斉藤 英胤 (斎藤 英胤) 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80186949)
冨田 謙吾 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50317129)
井口 清香 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (00383711)
岡野 英之 (岡野 栄之) 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60160694)
堀江 義則 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (70229227)
東 俊文 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (00222612)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
42,770千円 (直接経費: 32,900千円、間接経費: 9,870千円)
2004年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2003年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2002年度: 31,720千円 (直接経費: 24,400千円、間接経費: 7,320千円)
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キーワード | SP細胞 / 幹細胞自家移植療法 / コラーゲンゲルサインドイッチ法 / 肝細胞分化誘導法 / 肝細胞分化 / 脾臓 / 自家細胞移植 / 肝再生 / 細胞融合 / 移植医療 / 肝硬変 / 肝不全 / 初代培養肝細胞 / コラーゲンゲル / 幹細胞 |
研究概要 |
1.in vitroの肝細胞分化誘導法の確立 1)コラーゲンゲルサンドイッチ法を用いた初代培養肝細胞培養法 細胞をコラーゲンゲルの上に播種し、さらにコラーゲンゲルを重層する方法による初代培養肝細胞培養法を用いることで、肝細胞の分化機能が維持されるだけでなく、いったん脱分化した肝細胞の再分化誘導が可能であることを、アルブミン産生能を指標に証明した。 2)コラーゲンゲルサンドイッチ法を用いた幹細胞の肝細胞分化誘導法 いったん脱分化した肝細胞が再分化する際の微小環境が、幹細胞を肝細胞へ分化誘導すると考え、コラーゲンゲルサンドイッチ法を応用して共培養を行った。骨髄細胞の単核球分画を用い、アルブミン、サイトケラチン18などの肝細胞特異的マーカー蛋白の発現誘導に成功し、幹細胞候補をin vitroで肝細胞分化誘導する極めて安定した簡易なスクリーニング法であることを証明した。 2.成人組織幹細胞の分離と解析 1)肝臓、骨髄、脾臓からのSP細胞採取法の確立 1996年にGoodellらが発表したDNA結合色素Hoechst 33342の排泄能が高い細胞=side population(SP)細胞という概念に基づく幹細胞分離方法を用いて、成人ラットの肝臓・骨髄・脾臓から成人組織幹細胞を採取することに成功した。ラット脾臓では、骨髄以上の存在率でSP細胞を認めた。 2)SP細胞の肝細胞分化誘導 採取したSP細胞を、上述の方法で、in vitroでの肝細胞誘導を試みたところ、アルブミンの発現が確認できた。障害肝ラットへの移植実験でも、SP細胞が肝細胞に分化する可能性が示唆された。しかし、移植細胞の生着とアルブミン発現を確認できたものの、生存率や肝機能の改善は認められなかった。 現在我々は、幹細胞を、in vitroで肝細胞へ分化誘導してから移植するほうが、効率がいいのではないかと考え検討を行っている。
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