研究課題/領域番号 |
14207062
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小川 修 京都大学, 医学研究科, 教授 (90260611)
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研究分担者 |
西山 博之 京都大学, 医学研究科, 講師 (20324642)
伊藤 哲之 (伊藤 啓之) 京都大学, 医学研究科, 講師 (70343225)
福島 雅典 京都大学, 医学研究科, 教授 (80107820)
内藤 誠二 九州大学, 医学研究院, 教授 (40164107)
大島 伸一 名古屋大学, 医学研究科, 教授 (80293702)
羽渕 友則 京都大学, 医学研究科, 助教授 (00293861)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
53,560千円 (直接経費: 41,200千円、間接経費: 12,360千円)
2005年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2004年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2003年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2002年度: 25,480千円 (直接経費: 19,600千円、間接経費: 5,880千円)
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キーワード | 膀胱癌 / 前立腺癌 / 腎癌 / 分子診断 / 網羅的発現解析 / DNAアレイ / 多型解析 / 治療感受性 / 腎細胞癌 / オーダーメイド医療 / 化学療法 / 治療反応性 / アウトカム研究 |
研究概要 |
1)膀胱癌において、1000例規模のアウトカム研究を終了させ、術前化学療法が有益と思われる症例の選定が重要であることや化学療法後のサロゲートエンドポイントとして原発巣のダウンステージングが有用であることを示した。また、膀胱癌にて近年問題化している化学療法耐性の克服のために、膜胱癌特異的に上昇している活性酸素種(ROS)解毒作用をもつNADH quinone oxidoreductase-1(NQO1)酵素に注目し、その阻害剤であるDicoumarolによってシスプラチン等の抗癌剤の抗腫瘍効果を増強する知見を見出し、解析の結果、Dicoumarolの細胞障害活性はp53-p21経路を介した細胞周期停止機構を阻害し、その結果JNKを活性化することでmitochondriaを介したapoptosisを誘導することが判明し報告した。また、膀胱癌の発生や進展に関与すると思われる遺伝子多型に関しても検討を行い、GPX1遺伝子、CCND1遺伝子、PIG3遺伝子における多型がその発生やアウトカムと関連することを報告した。 2)腎癌では臨床経過の明らかとなっている腫瘍組織を用いたC-DNA microarray解析より、腎細胞癌の予後に相関する遺伝子を10種類同定し、その機能解析を進めている。また、1000例規模の腎摘出後のアウトカムを調べる後ろ向き多施設研究も開始した。 3)前立腺癌では、日本人の前立腺全摘標本を用いてtissue microarrayを作成し、前立腺癌の予後と相関のある前立腺癌関連分子の発現を検討した。臨床検体より得られた癌組織よりXenographt modelを作製し前立腺癌がアンドロゲン受容体変異によりホルモン治療抵抗性を獲得するメカニズムの解明を行った。そのほかに日本人前立腺癌の発生や予後と相関する遺伝要因として、CCDN1、SRD5A2、IGFBP-3、PSA、CYP11A1、LPL、IGF1、CYP3A5遺伝子の遺伝子多型が関与している可能性を示した。
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