研究課題/領域番号 |
14207101
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
高橋 優三 岐阜大学, 医学部, 教授 (80094580)
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研究分担者 |
丹羽 雅之 岐阜大学, 医学部, 助教授 (40156146)
藤崎 和彦 岐阜大学, 医学部, 助教授 (60221545)
鈴木 康之 岐阜大学, 医学部, 教授 (00163014)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
38,610千円 (直接経費: 29,700千円、間接経費: 8,910千円)
2003年度: 17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2002年度: 21,060千円 (直接経費: 16,200千円、間接経費: 4,860千円)
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キーワード | テュトーリアル・システム / インターネット・テュトーリアル / シナリオ / 模擬診察 / Script Accordance Test / ピア・リビュー法 / 医学教育 / 教材 / テュトーリアル / 模擬患者 / IT |
研究概要 |
現在の医学教育では、膨大な医学知識を単に記憶する目的の学習ではなく、医療の実施や医科学の研究に役立つ思考回路が形成され、その結果、医学知識が学習者の頭脳に残るような教育方法が望まれる。本研究では、これを効果的に実現する教材の作製を行った。 教育者用の教材のとしては、トリガーフィルム(テュトーリアル・システムを1本及び模擬診察を10本)を作製した。このフィルムは、テュトーリアルのコア・タイムや医療面接についてある程度の基礎知識を与えると共に、学習者自身が考える機会を得て、自分で成長できるように演出した。 PBLテュトーリアル、インターネット・テュトーリアル用のシナリオについては、学習者が自分で目標を持って自分の思考の幅を広げられるようなストーリーの雛型の開発ができた。さらに到達目標、テューターへの案内、時間割、参考資料などを工夫し、システムとしての有機性を持たせるノウハウを確立した。 救命救急については、屋根瓦方式で次々に学習者の輪を広げて行く事が有効であるが、これを実現する教材が成否のポイントとなるため、初心者にも教えられる教材の開発を行った。模擬診察についても同様で、医師役の医学生が自分の置かれた立場を理解し、技能向上に向けて反省できる場面設定のシナリオが執筆でき、日本全国の医学生、模擬患者に使用可能の状態とした。基礎医学を学ぶ学生が、自分の力で実験ができる汎用の実験マニュアルを作製した。これは、Explore Your Bodyと名づけられ、自分の体や、身近な自然現象から科学的な観察眼、洞察力を育成するものである。 学生の学習評価も、学習内容と同様に学習効果を上げるために重要である。ピア・リビュー(評価2法)法やThe Script Accordance Testの開発を行った。
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