研究課題/領域番号 |
14207102
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中山 健夫 京都大学, 医学研究科, 助教授 (70217933)
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研究分担者 |
和泉 徹 北里大学, 循環器内科・教授 (80143775)
上嶋 健治 岩手医科大学, 第二内科, 助教授 (40213334)
葭山 稔 大阪市立大学, 循環器内科・助教授 (30240956)
山科 章 東京医科大学, 第二内科, 教授 (60317831)
佐藤 直樹 日本医科大学, 第二内科, 講師 (70291721)
福原 俊一 京都大学, 医学研究科, 教授 (30238505)
福井 次矢 京都大学, 医学研究科, 教授 (50208930)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
31,590千円 (直接経費: 24,300千円、間接経費: 7,290千円)
2005年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2004年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2003年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2002年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 心筋梗塞 / 疫学研究 / Quality of Life(QOL) / 医療経済 / データベース / Quality of Life (QOL) / Quality if Life(QOL) |
研究概要 |
急性心筋梗塞は各種治療法の進歩により、近年、臨床現場では生命予後の向上が実感されている。それに伴い、臨床的なアウトカムとしてQuality of life(QOL)への関心が高まっている。しかし、急性心筋梗塞患者のQOLとその関連要因を前向きに検討した研究は限られており、特に日本を含むアジア諸国からの報告は少ない。本研究では5大学の循環器内科による多施設共同前向き症例登録を実施した。追跡の主要アウトカム指標は退院後6ヶ月時点のQOL(SF36を含む質問票を郵送し回収)。質問票調査は退院1ヵ月後、1年後にも実施して、QOLの経時的変化を評価。質問票調査は入院時点、退院1ヵ月後、6ヵ月後(主要アウトカム)、1年後に実施した。社会的活動性の指標として復職状況を同時に把握した。予測因子としては宿主要因(性・年齢などの人口学的要因、疾病重症度、治療への反応性などの生物的要因)、治療的介入要因、喫煙習慣の続行・中止などの行動学的要因、心理社会的要因(理解力、治療意欲、医療に対する満足度、ソーシャル・サポート)などを評価した。各施設の倫理審査によって研究実施の承認を得、平成15年8月より順次症例登録を開始し、平成18年10月時点で331症例が登録(男性289人、女性42人)された。追跡率維持のため参加者へのニュースレター送付、プライバシーマークを取得している調査会社から郵送調査の前に安否確認を兼ねた挨拶電話、調査票未回収時の催促電話を実施。平成19年3月まで追跡期間中の再入院は7例、死亡は6件。上記の作業により院内症例登録と追跡調査によるコホート研究のデータベースが構築された。主要アウトカム指標(退院後6ヶ月時点のQOL)の予測因子をはじめ、この後の多変量解析(Cox比例ハザードモデル)を含む各種解析に供するものとする。
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