研究課題/領域番号 |
14207109
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 聖路加看護大学 |
研究代表者 |
中山 和弘 (2003-2005) 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (50222170)
常葉 惠子 (2002) 聖路加看護大学, 学長 (90054577)
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研究分担者 |
堀内 成子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (70157056)
菱沼 典子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (40103585)
亀井 智子 聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (80238443)
平林 優子 聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (50228813)
佐居 由美 聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (10297070)
豊増 佳子 聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (60276657)
中山 和弘 聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (50222170)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
42,900千円 (直接経費: 33,000千円、間接経費: 9,900千円)
2005年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2004年度: 18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2003年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2002年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
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キーワード | 高等継続教育 / e-learning / 看護学 / 無作為化比較試験 / システム構築 / 運用実験 / 現状調査 / プログラム作成 / 評価・改善 / 情報技術 |
研究概要 |
本研究の目的は、看護系の大学院および継続教育におけるe-learningの活用の可能性を探ることであった。そのため、その現状とニーズの把握、実験的導入と評価のために、4年計画で下記の研究を実施した。 1)国内外のさまざまな分野における大学でのe-learningの現状を調査した。日本では導入が遅れていること、とくに看護領域ではその評価研究がまだ少ないことなどが指摘できた。 2)全国の看護師を対象に、e-learningへのニーズについて質問紙調査を実施した。受講希望者は7割以上と高く、受講希望科目として「看護診断」「研究法」「メンタルヘルスケア」「看護管理」などが多かった。受講希望の関連要因は「学習者と教員の交流がないことへの不安」「プログラムの質への不安」「単位取得が可能であること」などであった。 3)看護学生と臨床看護師を対象としたe-learningコンテンツを作成し、評価を得た。その結果、ほとんどの対象が、「学習の役にたった」「今後も活用したい」と回答した。さらに要望として「内容の相互交信が必要である」という回答が特徴的であった 4)e-leamingが対面式の講義に劣っていないことを検討するための無作為化比較試験を実施した。コンテンツは「EBNを臨床でどう展開するか?」で、4回のクラスで行われた。その結果e-learningが劣らないことを支持する結果が得られた。さらにプログラムの修了率もむしろe-learningのほうが高く、交替勤務者の継続教育として有効なことが示された。今後も、更なる分析を進める予定である。 これらによりe-learningの、自己学習教材としての利便性、看護師の継続教育としての活用の有効性が示唆された。また同時に、学習者と教員の交流を促進する学習管理システムの導入、専任スタッフの配置、教育機関での位置づけの明確化も重要であることが指摘できた。
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