研究課題/領域番号 |
14208044
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
足立 守 名古屋大学, 博物館, 教授 (10113094)
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研究分担者 |
吉田 英一 名古屋大学, 博物館, 助教授 (30324403)
山口 靖 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (80283472)
鈴木 和博 名古屋大学, 年代測定総合研究センター, 教授 (90111624)
志知 龍一 中部大学, 工学部, 教授 (50022596)
山本 明彦 愛媛大学, 理学部, 教授 (80191386)
竹内 誠 名古屋大学, 大学院環境学研究科, 助教授 (80273217)
束田 和弘 名古屋大学, 博物館, 助手 (80303600)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
24,960千円 (直接経費: 19,200千円、間接経費: 5,760千円)
2005年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2004年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2003年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2002年度: 12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
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キーワード | 稠密重力調査 / 重力データベース / 枇杷島-熱田断層 / 熱田-日進断層 / 阿寺断層 / 断層破砕帯 / 濃尾平野基盤構造 / プルアパート・ベイスン / 重力異常急変帯 / 天白河口断層 / 濃尾平野 / 沃川帯 / 稠密重力探査 / 宮川断層 / 宮峠断層 / タルワニ法 / リニアメント解析 / 猿投-境川断層 / 活断層 / 名古屋東部丘陵 / 割れ目密度 / 重力探査 / 地質リモートセンシング |
研究概要 |
数多くの断層により"破砕帯列島"となっている日本列島において、人口密集地の都市部は、家屋、道路、田畑等で覆われているため、地下構造を推定することは容易ではなく、地下構造に応じた地震動対策を立てることは難しい。こうした問題をクリアするために、稠密な重力探査結果に地表地質データ、ボーリングデータ、および地質リモートセンシングデータを組み合わせて地下構造解析を行い、断層のずれの量や破砕帯の規模を推定する研究を行った。主要な成果は以下の通りである。 ・従来の西南日本重力データベースに新たな重力データを加えて、国土基礎情報としての「日本列島重力アトラス-西南日本および中央日本」(山本明彦・志知龍一編、2004、東京大学出版会)を出版した。 ・人口密集地の名古屋市とその周辺地域において、1328の地点において新たな重力測定を行い、既存の温泉ボーリングデータ等と組み合わせて、詳細な地下構造解析を行った。その結果、北北西-南南東の枇杷島-熱田断層および東西の熱田-日進断層による基盤岩の垂直変位量が、それぞれ、約550mおよび約350mであることを明らかにした。 ・岐阜県高山南方の宮盆地において稠密な重力測定、地質調査、リニアメント解析を行った結果、宮盆地には北東-南西方向に延びる著しい負の重力異常域が存在し、2本の横ずれ断層に挟まれたプルアパート・ベイスンとして形成されたことを明らかにした。 ・阿寺断層地域の花崗岩中に発達する破砕帯の詳細な調査を行い、破砕帯の生成環境と形成プロセスについて明らかにした。
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