研究課題/領域番号 |
14209010
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
寺澤 孝文 岡山大学, 教育学部, 助教授 (90272145)
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研究分担者 |
青木 多寿子 岡山大学, 教育学部, 助教授 (10212367)
太田 信夫 東京福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (80032168)
吉田 哲也 常葉学園大学, 教育学部, 講師 (70323235)
山田 剛史 岡山大学, 教育学部, 講師 (10334252)
原 奈津子 就実大学, 人文科学部, 助教授 (80322585)
島内 行夫 ベネッセ内福武学術文化振興財団, 研究員
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
48,880千円 (直接経費: 37,600千円、間接経費: 11,280千円)
2005年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
2004年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
2003年度: 14,300千円 (直接経費: 11,000千円、間接経費: 3,300千円)
2002年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
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キーワード | 絶対評価 / 教育工学 / 潜在記憶 / 長期記憶 / 長期学習実 / CAI / ユビキタス / e-learning / 長期学習実験 / 英語教育 |
研究概要 |
これまで、個人の学力を客観的データによって科学的に測定すること、すなわち、客観的絶対評価を実現することはできなかった。それに対して、我々は、従来のように、テストだけで学習効果の測定を行う評価方法とは異なり、学習イベントをも考慮する新しい測定法を開発した。すなわち、個々の学習イベントとテストイベントが、いつ、どのように生起するのかを、長期にわたり、学習する内容ごとにスケジューリングする方法を導入し、子どもの学習効果を正確に測定する方法を開発した。このアプローチは、新しいスケジューリング技術に基礎をおく、「学習とテストを統合」した新しい教育評価法につながるものである。本研究では、この新しいアプローチを、学校現場におけるドリル学習事態へ適用し、学習をしてもその効果を実感できないドリル学習の効果(マイクロステップ)を個別にフィードバックし、さらに、子どもの学習に対する意欲を向上させることを目指した。高等学校の英単語学習と小学校の漢字の読みのドリル学習を対象に、長期の学習実験を実施し、日々のわずかな学習の効果の積み重ねを、非常に高い精度で科学的に測定し、学習到達度の時系列変化を個別に描き出すことを可能にした。さらに、その効果の積み重ねを個別にフィードバックすることで、学習者の学習に対する意欲を上昇させることに成功した。現時点で、学習効果を個別に測定し、フィードバックする学習支援を実現している研究は、本研究をおいて他にない。
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