研究課題/領域番号 |
14251001
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
宮治 昭 名古屋大学, 文学研究科, 教授 (70022374)
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研究分担者 |
立川 武蔵 愛知学院大学, 文学部, 教授 (00022369)
秋山 光文 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (60130861)
森 雅秀 金沢大学, 文学部, 助教授 (90230078)
野々垣 篤 愛知工業大学, 工学部, 助教授 (10283392)
矢口 直道 岐阜市立女子短期大学, 講師 (00342048)
小寺 武久 中部大学, 名誉教授 (20023062)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
28,600千円 (直接経費: 22,000千円、間接経費: 6,600千円)
2005年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2004年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2003年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2002年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | インド寺院建築 / 仏教石窟 / ヒンドゥー教石窟 / チャイティヤ / ヴィハーラ / 仏教図像 / ヒンドゥー教図像 / インドの宗教儀礼 / 西インド石窟寺院 / チャイティヤ窟 / ヴィハーラ窟 / フジャンター石窟 / エローラ石窟 / クダー石窟 / 南インド / タミル・ナードゥ / パッラヴァ朝 / チョーラ朝 / ヒンドゥー教寺院 / 南インドの仏像 / チェンナイ州立博物館 / 佛教石窟 / グジャラート州 / ラージャスターン州 / 階段井戸 / シャマラージ / ジュナーガド / バローダ博物館 / グプタ朝 / ヴァーカータカ朝 / 仏教寺院 / ターラ / マンサール |
研究概要 |
本研究は古代インドの仏教建築・美術の発生と展開に焦点を当て、その独自性をインド文化全体の中で捉え直し、インドにおける宗教美術の造形的特質を探ることを目指した。そのため出来るだけ多くの仏教・ヒンドゥー教・ジャイナ教の遺跡・寺院建築、および関連する宗教彫刻の調査、資料収集に努めた。平成14年度は中部インド(マディヤ・プラデーシュ州、チャティースガル州)、平成15年度は西部インド(主にグジャラート州とラージャスターン州)、平成16年度は南インドのタミル・ナードゥ州にそれぞれ残る、仏教・ヒンドゥー教・ジャイナ教の遺跡・寺院・彫刻、並びに博物館収蔵品の調査を行った。平成17年度は西インド(マハーラーシュトラ州)の石窟寺院の調査を行った。これらの調査を通して、一般に知られていない遺跡や彫刻類が多数、埋もれたままとなっていることが明らかとなった。 これらの実地調査と、研究代表者・分担者の研究によって明らかになったことは以下の点である。第一に、従来石窟寺院の編年は、前2〜後3世紀の前期窟と、後5世紀中頃〜8世紀の後期窟とに分けられて論じられてきたが、両者を繋ぐ位置にある中期窟とも呼ぶべき石窟がみられ、石窟の形態と編年を見直す必要があること。第二にこれらの石窟の立地が現在は不便な場所にあるものが多いが、かつては港町と都市部を繋ぐ交易路に位置していたところが多く、今後、石窟寺院の造営と商業交易との関係の視点から、そのルートを追跡することが重要であること。第三に、ヴィハーラ窟の形態、ストゥーパ信仰、仏像信仰が様々に関係していることが明らかとなり、単純にヴィハーラ窟=僧院窟とは言えないこと。第四にクダー石窟の仏三尊像、パンハーレ・カジ石窟の不動明王像など、インドの大乗仏教美術、密教美術を考える上で、重要な作品が明らかとなったこと。以上である。
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