研究課題/領域番号 |
14251003
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
佐藤 眞理子 (2004) 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (40215851)
村田 翼夫 (2002-2003) 筑波大学, 教育学系, 教授 (10000085)
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研究分担者 |
村田 翼夫 大阪成蹊大学, 現代経営情報学部, 教授 (10000085)
内海 成治 大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 教授 (80283711)
西野 節男 (西野 節夫) 名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 教授 (10172678)
黒田 一雄 早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 助教授 (70294600)
中田 英雄 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (80133023)
古田 弘子 熊本大学, 教育学部, 助教授 (60315273)
礒田 正美 筑波大学, 教育学系, 助教授 (70212967)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
25,870千円 (直接経費: 19,900千円、間接経費: 5,970千円)
2004年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2003年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2002年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
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キーワード | 基礎教育 / 東南アジア / 国際協力援助 / 比較研究 / 日本発信型 / 基礎教育の普遍化 / 国際教育協力 / 発信型協力援助 / 教育経験 / ドロップ・アウト / 識字教育 |
研究概要 |
ラオス、カンボジア、タイ、インドネシア、フィリピン、スリランカの6カ国を調査対象国として、学校教育の量・質的側面やインプットとアウトプットを結ぶ教育生産関数に着目した国際協力援助方法の比較研究を行った。対象国は教育普及段階に応じて、1.初等教育の普及が困難なラオス及びカンボジア、2.前期中等教育の普及過程にあるタイ及びインドネシア、3.基礎教育の質的向上を目指すフィリピン及びスリランカ、の3分類をして文献調査研究・フィールド調査を行った。 フィールド調査では、基礎教育の現状とともに、国際協力援助に応用できる各国の革新的なプログラムに焦点をおいて調査した。この結果、ラオス及びカンボジアでは量的側面の問題が浮き彫りにされ、校舎等の不足・不備が指摘されるとともに、それを補う形で1校のコアスクールと5校から6校からなるサテライトスクールのクラスタースクール制度が両国において実施されていることが判明した。また、タイとインドネシアでは前期中等教育の普及は量的側面だけでなく質的側面の両方を考慮した政策・プログラムが実施されていること、それには親やコミュニティが積極的に関与する方針がとられていることが把握された。フィリピンとスリランカでは質的側面の向上ということで、スクールファクターとしての教員養成・研修に重点が置かれるプログラムが中心的役割を果たしていることが理解された。このように基礎教育レベルにおける国際協力援助は、受取国の教育普及の程度によってグループ分けするなどの方策が必要であることが判明した。
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