研究課題/領域番号 |
14251007
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
文化人類学(含民族学・民俗学)
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
合田 濤 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (00106593)
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研究分担者 |
馬渕 悟 (馬淵 悟) 北海道東海大学, 国際文化学部, 教授 (50209681)
伊藤 眞 首都大學東京, 人文科学研究科, 教授 (60183175)
玉置 泰明 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (90192640)
遠藤 央 京都文教大学, 人間学部, 教授 (10211781)
石井 眞夫 三重大学, 人文学部, 教授 (20136576)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
42,250千円 (直接経費: 32,500千円、間接経費: 9,750千円)
2005年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2004年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2003年度: 11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2002年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
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キーワード | 東南アジア / 地方政治 / エスニシティ / 土地権 / 慣習法 / 政治文化 / 都市化 / 異民族関係 / 都市・農村関係 / 異民族間関係 |
研究概要 |
台湾では、馬渕が、台湾東部成功鎮におけるアミ人の商業活動と都市化への適応過程を、実際の経済活動を通して明らかにした。フィリピンでは、合田がリサール州カインタ郡において、イゴロット・コミュニティの形成過程と都市への定着化に伴う文化変化について明らかにした。玉置は、ケソン州タヤバス市とルセナ市において、アエタによる土地権獲得運動などについて調査し、エスニシティ形成の様態を明らかにした。長坂はマニラ首都圏において、小規模な工場生産に従事しつつ都市に適応し、同時に商業活動を通じてイロカノとしてのエスニシティが強化される状況を明らかにした。バルボサは、レイテ島レイテ市において、都市化とエスニシティ形成の関係を、都市に移住したワライ族の文化変化の調査によって明らかにした。マレーシアでは、遠藤が、クアラルンプールにおける空間的な棲み分けによるエスニシティの形成過程を明らかにした。シャムスルは、ヌグリ・スンビラン州において、マレーというカテゴリーが、華人との相互関係の中で形成された過程を明らかにした。石井は、カリマンタンで、石油の発見とともに急速に都市化されたミリ市における先住少数民族のエスニシティ復興運動について検討した。信田は、開発とイスラム化という政策が、結果としてオラン・アスリの土地権を圧迫している状況を明らかにした。インドネシアでは、伊藤がマカッサル市において、マレー人との相互関係のもとで華人エスニシティが形成される過程を明らかにした。ベトナムでは合田が、ラグライの母系氏族組織や婚姻制度とベトナムの国法との矛盾、エスニシティをめぐる行政と住民の相互関係を明らかにした。ホアン・ベトは、政府による貧困対策、民族政策の変遷がラグライに与えた影響について明らかにした。ファン・アンは、ソクチャン省においてクメール族の伝統的な社会組織が、社会統合に有効に機能していることを明らかにした。
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