研究課題/領域番号 |
14251009
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
文化人類学(含民族学・民俗学)
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研究機関 | 放送大学 (2004-2005) 昭和女子大学 (2002-2003) |
研究代表者 |
スチュアート ヘンリ (本多 俊和 / ヘンリ スチュアート) 放送大学, 教養学部, 教授 (50187788)
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研究分担者 |
岸上 伸啓 国立民族学博物館, 先端人類科学研究部, 教授 (60214772)
窪田 幸子 広島大学, 総合科学部, 助教授 (80268507)
大村 敬一 大阪大学, 言語文化部, 助教授 (40261250)
齋藤 玲子 北海道立北方民族博物館, 学芸員
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
24,700千円 (直接経費: 19,000千円、間接経費: 5,700千円)
2005年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2004年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2003年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2002年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | 先住民 / メディア / イメージ表象 / 政策 / 情報操作 / 博物館 / 文学 / 文化システム / 先住民族 / 先住民文学 / ラジオ放送 / テレビ放送 / 戦術と戦略 / 映像 / イメージ表像 / ジェンダー / グリーンランド / カナダ |
研究概要 |
4年間の研究調査機関で、1)カナダおよびグリーンランド政府の先住民メディア政策の歴史と現状に関する調査を行った、2)同国およびヨーロッパ7ヶ国の博物館・美術館展示におけるかつての植民で支配されていた先住民の表象に関する比較研究を実施した、3)映画、ビデオなどの媒体による過去の先住民の表象と、先住民自ら制作している映像に関する比較研究によって、古いステレオタイプが改められている一方で、先住民が提示するステレオタイプがあることを明らかにした、4)極北のイヌイト村でのテレビ、ラジオ、電話というメディアの利用に関する調査研究の成果として、そうしたメディアには社会的な役割が認められた、5)北アメリカ先住民文学について、資料収集および作家のインタビューを行ない、新しい動向を探った。 以上の調査を通じて、先住民メディアにおいては文字媒体が低調になりつつある一方、インターネットやハンディキャム(ビデオ・カメラ)による電子媒体を通じて自らを表象する傾向が顕著になっていることが明らかになった。また、博物館・美術館学の視点からではなく、メディアとして調査した新しい試みを実施した。その視点から調査した結果、先住民の表象は、植民地史のあり方によって大きく異なっていることがわかった。
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