研究課題/領域番号 |
14251015
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
考古学(含先史学)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
青柳 正規 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (40011340)
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研究分担者 |
鷹野 光行 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (20143696)
渡辺 道治 九州東海大学, 工学部, 教授 (70269108)
宮坂 朋 弘前大学, 人文学部, 助教授 (80271790)
内田 俊秀 京都造形芸術大学, 芸術学部, 教授 (30132822)
松山 聡 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助手 (40272447)
片山 英男 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (70114436)
本村 凌二 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (40147880)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
42,640千円 (直接経費: 32,800千円、間接経費: 9,840千円)
2004年度: 14,300千円 (直接経費: 11,000千円、間接経費: 3,300千円)
2003年度: 13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2002年度: 14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
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キーワード | イタリア / 別荘遺跡 / 考古学 / 発掘 / モザイク / ローマ時代 / 発掘調査 / 床モザイク / 遺構保存 / 発堀調査 |
研究概要 |
対象地域は、ローマの北およそ100kmに位置するタルクイニアに所在するローマ時代の別荘遺跡のである。1992年からこの別荘遺跡の発掘消去を継続的に行っていろ。これまで、およそ1000m^2を発掘し、別荘のプランをおおよそつかむことができ、現段階は別荘内の各部屋の調査を行い、その構造について分析している。 2002年から2004年度にかけての発掘調査は、最終段階にあたり、別荘の変遷と別荘建築の構造を解明することに重点を置き調査を進めた。主な調査区画は別荘西側の半円形を呈する中庭部分と南側の浴場施設域である。これら2つの地点を重点的に発掘し、掘り進めた。中庭部分からは、その下層からおよそ紀元後2世紀ごろの浴場域を検出することが出来た。また、南側ではこの別荘遺跡の中で最も占いであろうレンガ積みの壁を検出した。この成果により、紀元前1世紀ごろに創建された建物の様相を知ることが出来た。そして、紀元後2世紀末から3世紀初めにおいて、大きくこの別荘の建物プランが変更されたことも明らかにすることが出来た。浴場域の発掘調査では、建築学的に大きな成果を上げることが出来た。特に浴場施設の床面にモザイクや大理石による装飾が非常に多く検出された。それらの復元研究などを行い、一部は既に論文として公している
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