研究課題/領域番号 |
14253002
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
固体地球物理学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
笠原 稔 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40001846)
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研究分担者 |
宮町 宏樹 鹿児島大学, 理学部, 教授 (30182041)
日置 幸介 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (30280564)
中川 光弘 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50217684)
勝俣 啓 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (10261281)
高橋 浩晃 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (30301930)
中尾 茂 東京大学, 地震研究所, 助手 (90237214)
木股 文昭 名古屋大学, 大学院環境学研究科, 助教授 (10089849)
加藤 照之 東京大学, 地震研究所, 教授 (80134633)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
32,890千円 (直接経費: 25,300千円、間接経費: 7,590千円)
2004年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
2003年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2002年度: 15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
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キーワード | オホーツクプレート / アムールプレート / プレート境界 / テクトニクス / 地震活動 / GPS / カムチャッカ / シホテアリン断層 / 北米プレート / ユーラシアプレート / 収束速度 / 地震活動度 / 極東アジア / サハリン中央断層 / コマンドルスキー島 / 広帯域地震観測 |
研究概要 |
ユーラシアプレートと北米プレートの衝突帯には、2つの巨大プレートとは独自の変動をするオホーツクプレートとアムールプレートの存在が提案されてきた。そこで、実際の観測の手薄な場所でもあったこの地域での境界域テクトニクスを検討するために、想定アムールプレート内のGPS観測により確認することと、この地域での地震観測の充実を意図して、この研究計画は進められた。1995年以来進めてきた日口科学技術協力の一環として、この地域での共同研究の推進に関するロシア科学アカデミーと日本側大学連合との合意を元に、2002年から2004年の計画で、GPSの可能な限りの多点化と連続観測を主として極東ロシアでの観測を進めてきた。また、地震観測は、サハリン島の衝突境界としての特徴を明らかにするために、南サハリン地域での高感度高密度観測を推進してきた。 結果として、アムールプレートの動きは想定していたほど単純なものではなく、計画の3年間では結論付けられなかったが、その後の日口での観測継続の結果、サハリンでの短縮はかなり明瞭ながら、その原因をアムールプレートの東進とするには、まだ難しいということになっている。今後、ロシア側の観測網の充実が図られつつあり、その解決も時間の問題であろう。一方、サハリンを含む、日本海東縁部に相当する、2つのプレートの衝突帯と想定される場所での地震活動は高く、2000年8月のウグレゴルスク南方地震の後も、中越地震、留萌支庁南部地震、能登半島沖地震、そしてネベリスク地震、と引き続き、これらの地震発生帯が、2つのプレートの衝突境界域であることを示していると思われる。また、南サハリンでは、高感度高密度地震観測が続けられ、明瞭な南北延長の地震活動帯が認識できるようになってきた。これらは、北海道の地震活動帯の延長と考えられ、今後より一層、衝突帯のテクトニクスを考える上でのデータを提供できたものと評価できる。
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