研究分担者 |
平田 晃正 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (00335374)
塩澤 俊之 中部大学, 総合工学研究所, 教授 (40029210)
高木 伸之 岐阜大学, 工学部, 助教授 (80179415)
王 道洪 岐阜大学, 工学部, 助教授 (20273120)
牛尾 知雄 大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 講師 (50332961)
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配分額 *注記 |
39,130千円 (直接経費: 30,100千円、間接経費: 9,030千円)
2004年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2003年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2002年度: 21,060千円 (直接経費: 16,200千円、間接経費: 4,860千円)
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研究概要 |
大阪大学雷研究グループが科学研究費補助金にて独自に開発・製作した,VHF波帯広帯域アンテナ,増幅器,および3チャンネル高速A/D変換機からなる,VHF波帯広帯域ディジタル干渉計(以下,広帯域干渉計)と呼称する高精度な雷放電位置標定システムを用いて,オーストラリア・ダーウィンにおいて野外観測を実施している。観測により得られている主な研究成果は以下の通りである。雷放電の雲内を含めた進展様相を二次元および三次元で可視化した。信頼性の高い新たなデータを蓄積するにより,統計的な解析を可能としている。これらの結果とオーストラリア気象局が気象レーダにより観測した結果とを比較し,雷放電生成メカニズムに新しい知見をもたらしている。 また,理論的なアプローチとして,広帯域ディジタル干渉法の数値シミュレーションを行うことにより,広帯域干渉計による高精度な電磁波到来方向推定アルゴリズムを新たに提案し,その組み込みを行っている。 一方,本グループは雷放電のメカニズムについてグローバルな視点から考察するためのアプローチとして,衛星観測データを用い,そのデータの有効性も検討している。具体的には,衛星TRMMに搭載されているLIS(雷センサ)およびPR(降雨レーダ)で得られた結果をもとに雷雲構造と発雷数の関係およびこれらが地球環境に与える影響に関し議論している。
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