研究課題/領域番号 |
14255014
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
生物資源科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
近藤 勝彦 広島大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00110817)
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研究分担者 |
日詰 雅博 愛媛大学, 教育学部, 教授 (30116967)
小倉 久和 岡山大学, 教育学部, 教授 (00123232)
木庭 卓人 千葉大学, 園芸学部, 教授 (40170302)
船本 常男 昭和薬科大学, 基礎薬学教育センター, 教授 (90199414)
國府方 吾郎 (國分方 吾郎) 国立科学博物館, 筑波実験植物園, 主任研究員 (40300686)
星 良和 有明工業高等専門学校, 助教授 (70332088)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
23,010千円 (直接経費: 17,700千円、間接経費: 5,310千円)
2005年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2004年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2003年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2002年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 広義キク属 / 日本列島フロラ関連植物 / ユーラシア大陸東部フロラ / 分子細胞遺伝学 / 特性評価 / 絶滅危惧植物種 / 保全 / 植物多様性 / ロシア連邦 / 日本列島関連植物 / ユーラシア大陸フロラ / 絶滅危惧種 / 遺伝的多様性 / 中華人民共和国 / 絶滅危惧植物 / 組織培養 / 日本列島関連ユーラシア大陸フロラ / 中国 / 分子系統学 |
研究概要 |
本年度においても、広義キク属植物を本研究の最重要研究植物と位置づけ、その他多くの関連科を対象に、ロシア連邦ブリヤート自治共和国での野外調査、研究は、日本側近藤、Abd El-Twab、小倉、國府方、石田、ロシア側タタレンコ、タタレンコ、ナムザロフ、アレクサンドロブナ、ゴンボシレノビッチ、コロリュクが参加して、平成17年8月3日〜8月7日まで、バイカル湖南東部で行った。広義キク属としてTridactylina kirilowii, Ptarmica impatiense、Filifolium subilicum、Tussilago farfara、ラン科Epipogium aphyllum, Spiranthes amoena、Cypripedium guttatumなどは研究上重要である。これらは、日本に持ち帰り、栽培系、培養系にしている。一方、中華人民共和国内蒙古自治区では、日本側近藤と船本、中国側分担者張大明と曹瑞が参加し、平成17年9月7日〜11日まで、大青山を中心に、広義キク属Chrysanthemum chanetii複合体、ユキノシタ科ウメバチソウ属、キンポウゲ科ボタン属などの調査、採集に成果をあげた。また、日本での調査として、分担者ソコロフ、レミゾバが船本、近藤とともに、平成17年4月30日〜5月12日まで、ユリ科を調査、タタレンコが近藤とともに、平成17年7月1日〜8日までラン科植物を調査、張大明は近藤、ビットノとともに平成17年11月30日〜12月4日まで、ユリ科を調査して、成果をあげた。また、スミルノフは平成18年1月24日〜2月5日まで野外調査と標本調査した。採集した材料は各自研究室に持ち帰り、系統保存しながら分子系統学的、細胞遺伝学的など研究に使ってきた。この研究を通し、広義キク属のみならず扱ってきた日本フロラ関連研究対象科はすべて、中華人民共和国で種分化が集中し、多様性が最も高まっていることが解かってきた。
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