研究課題/領域番号 |
14310029
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
五十殿 利治 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (60177300)
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研究分担者 |
岡田 温司 国立大学法人京都大学, 大学院・総合人間・環境学研究科, 教授 (50177044)
岡部 あおみ 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (60318631)
木下 直之 国立大学法人東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (30292858)
島尾 新 多摩美術大学, 美術学部, 教授 (80170926)
玉蟲 敏子 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (10339541)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
11,400千円 (直接経費: 11,400千円)
2004年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2003年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2002年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
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キーワード | 観者 / 展示 / 鑑賞 / 受容 / 国際研究者交流 |
研究概要 |
本研究は平成12年の美術史学会全国大会におけるシンポジウム「美術展覧会と観衆」、ならびに五十殿利治の萌芽的研究「美術展覧会と近代観衆の形成について」(平成11-13年度)を土台として展開したものである。 3年間にわたる研究活動においては、古今東西の美術の展示とその鑑賞について、専門的な立場からの報告を中心にして討議を行い、観者や鑑賞のあり方の相違などを確認した。 最終年度にあたり発行された研究成果報告書については、研究分担者によるつぎの論文が掲載されることになった。岡田温司「ビオスとアルス-生政治と近代の観衆」、寺門臨太郎「初期ネーデルラント絵画」の近代-一九〇二年ブリュージュの「プリミティフ・フラマン展」をめぐる断章」、岡部あおみ「現代美術の変容と国際展」、島尾新「「東山御物」随想-イメージのなかの中国画人たち」、玉蟲敏子「都市・江戸の三つの展覧会」、浅野秀剛「町絵師墨海の旅と生活」、五十殿利治「コマ絵投書と『中学世界』」、以上7編である。古今東西、テーマの設定などにおいて、バランスのとれた研究報告になったのではないかと思われる。 個別的な研究において、上記の成果を得たが、今後の問題としては、より広範な視点から芸術の受容を考える必要があることが痛感される。とくに最終年度において、音楽史や演劇史の専門家からの視点を教示されたが、今後より本格的な、より広範な検討が待望される。
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