研究課題/領域番号 |
14310031
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 東亜大学 |
研究代表者 |
ヤマンラール水野 美奈子 (ヤマンラール 水野 美奈子) 東亜大学, 総合人間・文化学部, 教授 (50279098)
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研究分担者 |
黄 暁芬 東亜大学, 総合人間・文化学部, 教授 (20330722)
杉村 棟 龍谷大学, 国際文化学部, 教授 (00110081)
小柴 はるみ 東海大学, 教養学部, 教授 (50056040)
桝屋 友子 東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (40300735)
阿部 克彦 神奈川大学, 経営学部, 講師 (40316906)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
12,800千円 (直接経費: 12,800千円)
2004年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2003年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
2002年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
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キーワード | サライ・アルバム / 詩画帳 / 美術の東西交渉 / イスラーム絵画 / イスラーム書道 / イスラーム世界の音楽と舞踊 / 料紙装飾 / 中国美術の影響 / 空想動物 / イスラーム美術史 / イスラーム絵画史 / イスラーム書道史 / イスラーム文化史 / 東西交渉史 / トプカプ宮殿美術館 / イスラーム美術 / トプカプ宮殿 |
研究概要 |
1)海外調査を通じて得た主な研究業績 (1)研究対象である2冊の詩画帳(通称サライ・アルバム)(トプカプ宮殿美術館所蔵登録番号H.2153,H.2160)の合計289フォリオ、2152作品のデーターの入力を完了した。2冊の詩画帳の画像とデーターの総合的入力は本研究グループが初めて成し遂げた成果である。 (2)2冊の詩画帳の書の索引の作成が完了した。これも本研究グループがはじめて成し遂げた成果である。絵画作品に関しては、索引を作成中である。 (3)平成16年にはベルリンの国立図書館が所蔵するディーツ・アルバムを調査し、トプカプ宮殿美術館の上記2冊の詩画帳との関連性を考証した。この件に関しては更に詳細な研究調査が必要である。 2)研究発表における主な業績:11.研究発表の中でも以下の論文発表は新説であり、本研究グループが成し遂げた成果である; (1)ヤマンラール水野美奈子「サライ・アルバムH.2153における半円形のデザイン文様に関する考察」: 従来半円形デザイン文様は根拠なしに襟の型紙とされていたが、住吉神社、手向山神社や中国の例証などからそれらが馬具の障泥のパターンであることを証明した。 (2)関喜房「サライ・アルバム(H.2153,H.2160)の装丁の考察(原文ペルシア語)」: 研究対象の詩画帳は数回装丁を改められているが、そのオリジナルな装丁の考察に示唆を与える画期的研究である。 3)海外における講演・発表 (1)上記2)(1)は平成14年の国際トルコ美術史学会で発表された。(ヤマンラール水野美奈子) (2)平成16年10月に中国、煙台大学でサライ・アルバムに見られる中国美術の影響を発表し、中国で始めてサライ・アルバムを紹介した。(ヤマンラール水野美奈子、黄暁芬) (3)平成17年3月には、イラン国立アカデミーでサライ・アルバムを紹介。(ヤマンラール水野美奈子・杉村棟)
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