研究課題/領域番号 |
14310053
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
下山 晴彦 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (60167450)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2002年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 日本の臨床心理学 / イギリスの臨床心理学 / インターンシップ / カリキュラム / 教育訓練過程 / 比較研究 / 認知行動療法 / コミュニティ / 日英比較 / 教育訓練カリキュラム / 臨床心理学 / 心理援助 / 専門職 / 臨床心理士 / 教育訓練プログラム / スクールカウンセリング / 専門性 / アセスメント / ケースフォーミュレーション / 教育訓練 / スクールカウンセラー / 心理療法 |
研究概要 |
文献研究や比較研究によって、世界各国の中で最も臨床心理学の専門職の教育訓練過程にインターンシップを組織的に取り入れているのが英国であることが明らかとなった。そこで、2002年と2003年に英国でオックスフォード大学とシェフィールド大学を訪問し、カリキュラムの実際をフィールドワークした。その結果、認知行動療法の導入がインターンシップ訓練の成功の鍵になることが明らかとなった(この成果は、2003年の2本の英語論文と1本の日本語論文)。2003年以降は、認知行動療法とインターンシップとの関連に焦点を絞り、研究を進めた。その成果のひとつとして英国の臨床心理学教育および認知行動療法の書籍の翻訳出版と、原著者を招聘しての研究会となった。この他、内外の臨床心理学研究者を交えての研究会を開催し、各国のカリキュラムを比較するとともに、その中にインターンシップを組み込む要点を明確化した。3年間にわたる研究成果を確認するために2004年7月に英国の臨床心理学者2名と日本の臨床心理学者4名による国際シンポジウムを開催し、有効なインターンシップ・カリキュラム形成には、認知行動療法とコミュニティ介入の統合が重要となるとの知見を得た。その研究成果の一部は、2004年に出版した「臨床心理学論の新しいかたち」(誠信書房)に示した。さらに2005年の3月には、研究を最終的にまとめるものとして内外の研究者を加えての研究会を開催した。
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