研究課題/領域番号 |
14310087
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
石原 邦雄 東京都立大学, 人文学部, 教授 (00106212)
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研究分担者 |
松田 苑子 淑徳大学, 社会学部, 教授 (30100986)
松戸 庸子 南山大学, 外国語学部, 教授 (30183106)
田渕 六郎 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 助教授 (20285076)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 家族 / 現代中国 / 適応戦略 / 中国 / 家族変動 / 国際比較 / 中国家族 / 家族戦略 / 家族適応 / 都市・農村 |
研究概要 |
平成9・10年度に中国チームとの共同研究として実施した科研費による研究(「現代中国家族の総合的研究」(NO.0904433))を受けて、その際に収集した資料をさらに活用するとともに、同一調査地域、可能なものは同一対象家族をフォローアップする形で、変動の激しい中国社会における家族の実態を捉えた。調査地は、都市部が上海および成都、農村部が江蘇省太倉、四川省宜賓である。 研究結果として、前回以来の、都市対農村、沿海部対内陸部という比較軸の組み合わせによる比較分析の有効性も確認された。なかでも、都市部の経済発展の中での住宅改善と資産形成、内陸農村部での出稼ぎによる生活変化などが特徴的であった。 今回の最終報告書は、統計的分析では捉えきれない、個々の家族の戦略的適応の様子を、ケースデータにもとづいて記述するとともに、前回調査と今回の調査で収集した多くのケースインタビュー資料を利用可能な形に集積することを眼目としてとりまとめられた。 さらにもう一つの成果として、前回の科研費研究での分析をさらに発展させて、『現代中国家族の変容と適応戦略』(石原邦雄編、ナカニシヤ出版、2004)として刊行した。 今回までの実績を受けて、次の段階として、日本で実施された「全国家族調査」と互換的な調査票を用いた大規模調査を中国で実施することにより、一層明確な両国の家族比較研究を実施する展望を開くことが出来ることになったのも成果と言って良いであろう。
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