研究課題/領域番号 |
14310104
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 明治学院大学 |
研究代表者 |
西阪 仰 明治学院大学, 社会学部, 教授 (80208173)
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研究分担者 |
加藤 秀一 明治学院大学, 社会学部, 教授 (00247149)
野沢 慎司 明治学院大学, 社会学部, 教授 (40218318)
宮田 加久子 明治学院大学, 社会学部, 教授 (00184416)
柘植 あづみ 明治学院大学, 社会学部, 教授 (90179987)
和気 康太 明治学院大学, 社会学部, 助教授 (50257060)
茨木 尚子 明治学院大学, 社会学部, 助教授 (50269354)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2003年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2002年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
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キーワード | 先端技術 / 道具 / 遺伝子技術 / ソーシャル・サポート / CMC / オンライン・コミュニティ / 医療技術 / 相互行為 / オンライングループ |
研究概要 |
「人間と道具使用の関係についての基礎研究」班:4つの産婦人科医院および1つの助産院で収集したビデオデータ(約60ケース)を分析し、とくに、道具と身体と発言の関係を考察した。基礎体温表の意味とそれに基づく説明、検査結果の説明と治療方針の決定がいかに相互構成的であるかが見えてきた。また、道具による身体の表象や身体による道具の表象など、医療現場における道具にまつわる表象が、具体的な相互行為の展開にふさわしいやり方で組織される様子も明らかになっている。 「遺伝子技術の社会的意味」研究班:「難病」や遺伝的疾患の「当事者」(13名)への聞き取り調査に基づき、個々の人間が先端技術に対して抱く感情が生起する原因を、情報開示や情報源への信頼度との関係性、社会的文化的価値観との関係性、個人や集団の社会的位置や関係性などから分析し、それらの感情が、技術への対処行動といかに関連しているかを検討した。同時に、ある技術を規制するか許可するか、いかなる条件や制度を設けるかというマクロレベルでの意思決定・対応と、受容するか拒否するかというミクロレベルでの意思決定・対応について、通時的、通文化的に比較考察を行った。 「ソーシャル・サポートとCMC」研究班:報告するべき実績は、主に次の3点である。(1)仙台市の「シニアネット」メンバーとIT講習会に参加した高齢者を対象とした2時点パネル調査データの再分析を進め、分析結果の全体像を詳細な報告書にまとめあげた。(2)ステップファミリーの当事者への追加インタビューを継続し、そのストレス対処においてインターネット上および直接対面のサポート交換がもたらす効果について分析を進めた。(3)山梨県での2回のパネル調査結果から、インターネットの利用、特にオンライン・コミュニティへの参加が社会ネットワークの多様性を増大し、一般的信頼や一般化された互酬性規範意識の向上と相まって社会参加を促進するというインターネットが社会関係資本を補完するメカニズムを検証した。
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