研究課題/領域番号 |
14310135
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
前田 一男 立教大学, 文学部, 教授 (30192743)
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研究分担者 |
西原 廉太 立教大学, 文学部, 助教授 (70308089)
粟屋 憲太郎 立教大学, 文学部, 教授 (90031369)
奈須 恵子 立教大学, 文学部, 助教授 (80287557)
老川 慶喜 立教大学, 経済学部, 教授 (10168841)
松平 信久 立教大学, 文学部, 教授 (70097228)
寺崎 昌男 桜美林大学, 大学院・国際学研究科, 教授 (20062573)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
13,600千円 (直接経費: 13,600千円)
2004年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2003年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
2002年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | 日本近現代史 / 教育史 / キリスト教史 / 戦争 / ミッションスクール / 立教大学 / 聖公会 / 植民地 |
研究概要 |
1.研究の事例とした立教学院に所蔵されている基幹資料について、その翻刻や目録化を行った。その資料は、たとえば立教学院関係では「理事会記録」や「立教学院学報」、立教大学関係では「総長日誌」や「学事日誌」、「部長会記録」、立教中学校関係では「教務日誌」などである。これにより、当時のミッションスクールをとりまく状況や首脳陣の時代認識、政策決定過程等が明らかとなった。 2.3回のアメリカ調査を実施し、米国国立公文書館と米国聖公会文書館において資料調査・収集をおこなった。これら調査では、国内では確認できない宣教師文書や機関誌、委員会議事録等を収集することができた。これにより、戦時下の立教学院への宣教師の認識や母教会の関心と対応を分析することが可能となった。 3.国内の諸学校と比較検討するために、学校沿革史等の調査をおこなうとともに、19の私立大学に対して戦時下の動向に関するアンケート調査を行った。これにより、他大学との比較がこれまで以上に可能となり、戦時下におけるミッションスクールや立教学院の特徴が明らかとなった。 4.戦時下の学生生活や教育の変容を把握するために、卒業生への聞き取り調査や回想原稿等の収集・目録化を行った。また、アジア地域からの留学生に対する聞き取り調査を中国および韓国で実施した。これにより、戦時下の学生生活や学生からみた教育の変容過程が明らかとなった。 5.これらの作業と並行して3年間で14回の研究会を開催し、研究成果の報告や検討をおこなうとともに、資料の共有化等をはかった。 6.このような研究の成果として、8本の論文を『立教学院史研究』(立教学院史資料センター)等に発表した。
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