研究課題/領域番号 |
14310189
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学(含先史学)
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
石川 日出志 明治大学, 文学部, 教授 (40159702)
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研究分担者 |
高瀬 克範 東京都立大学, 人文学部, 助手 (00347254)
熊木 俊朗 Tokyo University, Graduate school of Humanities and Sociology, Assistant (20282543)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 弥生土器 / 続縄文土器 / 土器型式 / 東北日本 / 広域編年 / 地域間交流 / 型式学 / 土器型式編年 / 考古学 |
研究概要 |
本研究の目的は、関東から北海道まで広域にわたる弥生土器・続縄文土器の土器型式編年を整備することであり、さらにこれに基づいて地域間交流の実態を探ることにある。 そのために、関東・東北・北海道各地の資料を徹底して観察・分析し、基準たり得る資料については院生・学生の協力を得て統一的基準により実測図・拓本を作成し、比較研究の基礎資料とした(報告書資料編に収録)。 これらの資料調査をもとに、福島県域・仙台平野・北上川流域・青森県域・北海道の4地区について土器型式編年の再編を進めた。特に仙台平野・北上川流域では従来の土器型式を全面的に改訂し、これによって関東から東北地方中部までの弥生中期の広域編年整備が達成できた。北海道でも道南・道央・道東およびサハリン方面までの編年整備に努めた。東北地方北部でも弥生前期〜中期前半の検討を進めたが、中期後半については資料不足からいまだ不十分な段階にあり、東北中部以南と北海道方画との対比に暖昧さを残すこととなった。これにより今後は東北地方北部が焦点となることが明白となった。 また、本研究によって、東北地方は小地域ごとに個性的な土器型式が展開するとともに、関東・北海道を含めて広く相互交流を重ねる実態も明らかとなった。 なお、本研究の最終年度に仙台市で報告会を開催し、関東から北海道までの研究者の参加を得て、課題の共有化をめざした議論ができたことも収穫であった。
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