研究分担者 |
千田 稔 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (20079403)
森 洋久 国際日本文化研究センター, 文化資料研究企画室, 助教授 (10282625)
小方 登 (小形 登) 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 助教授 (30160740)
藤尾 慎一郎 国立歴史民俗博物館, 生産遺跡研究部門, 助教授 (30190010)
碓井 照子 奈良文学, 文学部, 教授 (30068829)
春成 秀爾 (春成 秀樹) 国立歴史民俗博物館, 生産遺跡研究部門, 教授 (20032708)
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配分額 *注記 |
14,700千円 (直接経費: 14,700千円)
2004年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
2003年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
2002年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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研究概要 |
平成14年度 研究実験のための基礎データベースとして,佐賀県弥生遺跡の施設・年代・空間情報,日本地震遺跡の噴砂・年代・空間情報,平安京の施設・年代・空間情報からなるデータベースを作成した。研究推進の基礎としては,国土地理院提供の50mメッシュ地図,米国Nasa提供の90mメッシュ地図を基にして,世界のDEM(Digital elevation map)を作成した。またGlobal base GISの開発を推進して基礎データベースの運用を行った。実験からは,密度分布分析と可視領域分析が特に有効という結果を得た。 平成15年度 基礎データベースとして,弥生時代銅鐸の型式・出土地の空間情報,福岡県弥生時代集落の施設・年代・遺跡範囲の空間情報,富山県劔岳・立山の山岳宗教遺跡の施設・年代・空間情報,中国陝西省西安市漢代陵墓の施設・年代・空間情報からなるデータベースを作成した。研究推進の基礎として,空間情報をすべて世界測地系経度緯度情報に置き換えた。また精密GPS測量によって,より正確な空間情報を取得する試みをおこない,1kmに対して5mmの精度で測定できるようになった。これらより精密な空間情報に基づいた解析によって,従来の研究法では不可能であった,空間構造に関する研究成果が得られた。 平成16年度 基礎データベースとして弥生時代武器形祭器の型式・出土地の空間情報,大分県弥生時代集落の施設・年代・遺跡範囲の空間情報,日本山岳宗教遺跡の施設・年代・空間情報,中国陝西省西安市漢代都城の施設・年代・空間情報のデータベースを作成して,空間解析実験を積み重ねた。またGlobal base GISの開発もさらに推進して解析環境を向上させた。これらの成果は国際シンポジウム『世界の歴史空間を読むーGISを用いた文化・文明研究-』(2005年2月9日〜同11日,於 国際日本文化研究センター)において発表し,世界の研究者から高い評価を得た。
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