研究課題/領域番号 |
14310201
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国文学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
小峯 和明 立教大学, 文学部, 教授 (70127827)
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研究分担者 |
渡辺 憲司 立教大学, 文学部, 教授 (00123761)
金 文京 (金文 京) 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60127074)
増尾 伸一郎 東京成徳大学, 人文学部, 助教授 (60183943)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
17,000千円 (直接経費: 17,000千円)
2004年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
2003年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
2002年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
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キーワード | 漢文説話 / 東アジア / 琉球文学 / 殊異伝 / 袋中 / 仏伝 / 遺老説伝 / 絵巻 / クラクフ国立博物館分館 / 沖縄県立図書館 / 鹿児島大学玉里文庫 / 鹿児島県立図書館 / ハノイ漢喃研究院 / 漢文資料 / 境界と文化創造 / アルザス日本学研究所 |
研究概要 |
今年度は、沖縄と韓国の調査を中心に実施した。前者は9月、12月、3月に行い、琉球大学で薩摩藩による琉球侵略前後の文学言説をテーマに継続的に研究会を開催した。近々に公刊を進める計画である。また、代表者の研究室で、琉球の漢文説話集『遺老説伝』の輪読を継続的に進めた。これもいずれ注解をまとめ、公刊する予定である。また、研究会にあわせて、沖縄県立図書館、琉球大学図書館、石垣市立八重山図書館などの資料調査を行った。沖縄における薩琉軍記の伝本調査はほぼ完了した。 以上に関連して、袋中渡琉400記念の袋中フォーラムにおいて、代表者が基調講演を行い、薩摩の侵略直前に琉球に滞在して、『琉球神道記』『琉球往来』を書いた袋中の世界と意義について述べた。 後者の韓国は11月、3月に実施した。ソウルの国立中央図書館、仏教系の東国大学図書館の調査を行った。法華霊験伝などの霊験記や釈迦如来十地修行記などの仏伝等々の資料収集と諸本調査をほぼ終えた。また、これらの調査にあわせて、あらたな研究会をたちあげ、新羅時代の仏教説話集『殊異伝』の輪読を始めた。今後も継続して、いずれ注解を公刊したいと考えている。 以上をもとに三年間の総括として、報告書をまとめた。これをもとに順次、貴重資料の紹介、目録類や研究の公刊を進める予定である。
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