研究課題/領域番号 |
14310210
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語・英米文学
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研究機関 | 駒澤大学 (2004) 帝京大学 (2002-2003) |
研究代表者 |
久保内 端郎 駒澤大学, 文学部, 教授 (90017624)
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研究分担者 |
池上 恵子 (池田 恵子) 成城大学短期大学部, 教授 (00119356)
小林 絢子 東京家政大学, 文学部, 教授 (00215310)
小野 祥子 東京女子大学, 文理学部, 教授 (90152529)
SCAHILL John 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (90231068)
田辺 春美 成蹊大学, 文学部, 教授 (10179814)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
9,300千円 (直接経費: 9,300千円)
2004年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2003年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2002年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | Ancrene Wisse / 初期英語テクスト研究 / 写本テクスト検証 / 異写本テクスト比較 / 写本テクスト・コーパス / 写本テクストパラレル化 / AB言語 / 移行期英語研究 / 英語史研究支援 |
研究概要 |
英語史研究においてOEからMEへの「移行期」は文献の少なさ故研究が困難である。原写本に立ち返り作品を伝える異写本に注目するとき新たな展望が生まれる。本研究課題は平成8年度重点領域公募研究、平成10-12年度展開研究の成果に基づき、正・異写本転写テクストパラレル化コーパスの英語史研究支援ツールとしての有効性の検証作業をAncrene Wisse(以下AW)を中心に継続し、その再確認を目標とする。AWは「移行期」のほぼ最終端に位置し「AB言語検証」の問題、「英語散文の連続性」の問題を検証解明する上できわめて重要である。本研究課題ではAB言語の厳密な検証を可能とするためにまずAWコーパスの完成を先決の課題とした。本研究課題が究極の目標とする「英語史研究支援の異写本パラレル・テクスト・コーパス」の第一弾であるAWコーパスが「AB言語検証」の文脈の中で構築されるとき、広くは中世期英語史研究において、また「移行期」ならびに英国西中部方言域に関しての詳細な通時的共時的研究を可能にし、ひいては社会史的、文化史的研究全般に対し研究のための確固たる基礎を提供する。成果は論文、学会発表の形においても多数にのぼる。主要な出版物はThe AW : A Four-Manuscript Parallel Text. Preface and Parts 1-4 (Frankfurt am Main,2003)及びThe AW : A Four-Manuscript Parallel Text. Parts 5-8 with Wordlists (2005)で、両書は独Peter Lang社より刊行された。これはAW主要4写本のパラレル化テクストである。類書はなく、巻末に収録したワードリストを含め今後のAW研究に、さらに「AB言語」検証に向けての研究にとりきわめて有用な資料となっている。
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