研究分担者 |
高垣 敏博 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (00140070)
三宅 登之 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (40259213)
成田 節 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (50180542)
吉富 朝子 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (40272611)
林 俊成 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (70287994)
黒澤 直俊 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (80195586)
芝野 耕司 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (50216024)
根岸 雅史 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (50189362)
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配分額 *注記 |
14,500千円 (直接経費: 14,500千円)
2004年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2003年度: 7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
2002年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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研究概要 |
本研究では先端的な情報的基盤を活用して,東京外国語大学で必要とされる高度な外国語教育を実現するため、言語学と言語教育学と情報工学の専門家が協力し、IT技術の外国語教育への応用の可能性を模索するとともに、外国語教育の質と内容そのものに関しても、コンピュータ言語学やコーパス言語学の最新の成果を応用しつつ再検討を行う。そして、いつでもどこでも音声トレーニングやマルチメディアを利用した会話トレーニングができるようなユビキタス環境を構築する。本報告集は4章からなる。以下に各章の内容を簡単に解説する。 第1章では,既存CALL教材のモニター調査を行い,その調査結果と分析が報告されている。結果は会話教材のシラバス設計に応用された。 第2章は,通言語的発想に基づく文法教材とはどのようなものかを考察するための基礎資料として,フランス語,スペイン語,ポルトガル語,ドイツ語,中国語,朝鮮語で基本文法のプロファイルが作成された。これを基にして個別言語の文法構造によらず,広く異なる類型や系統の諸言語にある程度共通する通言語的文法構造を考察する。次に既存の言語コーパスを利用した分析とその文法教材への検討も行われた。また朝鮮語初級教材における基本動詞に関するコーパス分析の結果が掲載されている。最後にフランス語とトルコ語について発音教材の開発と基礎研究が行われた。 第3章では,既存のWeb発音教材のアンケート調査とその評価と改訂版への提言が提示された。また,日本語学習者にとっての会話ニーズ調査を行い,その分析を行った。さらに,英語会話教材を用いた教育手法の研究に関する報告,とくに教師用手引きについての解説が掲載されている。 最後の第4章は,東京外国語大学におけるユビキタス環境とe-Learningシステムについての研究報告が掲載されている。
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