研究課題/領域番号 |
14320017
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
民事法学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山下 友信 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (10107485)
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研究分担者 |
岩原 紳作 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (20107486)
藤田 友敬 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (80209064)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2002年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 保険 / 保険契約法 / 保険監督法 / 消費者保護 / 保険業法 / 消費者契約法 / 保険契約 / 保険募集 / 規制緩和 / 保険事業 / リスク移転 |
研究概要 |
3年計画による本研究においては、保険業の規制緩和が進行しつつある現状における保険法のあり方について、保険契約法及び保険監督法の両面から考察し、現行法の抱える問題の指摘と立法論的な課題についての研究を行った。研究の成果の中心は、研究代表者である山下友信が2005年3月に刊行した著書『保険法』である。同書では、総論の部分において、金融の規制緩和、業態間の融合により生じつつある保険とデリバティブや他の金融商品との異同といった問題について幅広い視野から考察を加え、解釈論及び立法論の両面から、今後の保険法のあり方についての方向性を打ち出した。また、保険契約と法に関するに関する部分においては、近年の主要国の保険契約法の立法等の動向や、消費者契約法、金融商品販売法といった一般法の動向を踏まえて、わが国の保険契約法の立法のあり方についての私見を提示した。また、規制緩和による影響が最も直接的に表れる保険募集の局面について、保険業法の募集規制と不法行為等の損害賠償請求権との交錯の問題などについて、従来の保険法の理論体系には見られない新たな体系化を試みた。その他、同書では、保険契約法全般について、最新の判例・学説を反映した詳細な解釈論的解説を行い、合わせてあるべき法および理論のあり方についての私見を述べた。さらに、研究のプロセスで生じた様々な保険契約法および保険監督法上の具体的な問題についての研究を進め、個別のテーマに関する論文としてとりまとめ、公表したほか、一部は本研究の研究成果報告書に収録した。
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